夏着物で出張に行き褒められる | 遊蝶花(ゆうちょうか)

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きもの好き・ゆかた好きによる
普段着きものつれづれと
日々の面白出来事備忘録です

 

1泊2日の東京出張がユウウツでしかたありませんでした。

不満満載の事業を話し合う時間が確保されていないこと、

そして暑さ&蒸し暑さの不安。

大量の資料共有が事前にあったけれども、それは果たして印刷して用意されているのかいないのか。メールのチェックも考えるとPCを持ち歩いた方がいいよね、と思うと。

洋服・リュックでコンパクトに納めて重い荷物を背負って歩くか。

キャリーケースを引き連れて歩くなら冷房で寒い思いをしないように着物で行こうか。

出かける朝まで心揺れつつ、着物にキャリーケースで行くことにしました。キャリーケースを持ち歩くのも結構邪魔だし、段差や階段がストレスですが、会議室ではその辺の床に荷物を置かねばならないことを考えるとキャリーケースの方が良いと判断しました。結果としては全で印刷した分厚い紙資料が用意されていて×2種類の会議でしたので、キャリーケースで正解でした。

 

さて気温はとチェックして…30℃、だと!?

6月中旬て単衣着物の時期ですが!?

単衣着物に肌襦袢のつもりでいましたが、これは夏着物の気温ですね。

黒地にグラデーションの藤柄の夏着物。

レースの半衿をつけた夏襦袢。

『中』はユニクロのエアリズム・ノースリーブワンピースにしました。

アゲハ蝶柄の半幅帯をパタパタ結びにして、シルバーとパールのブローチ帯留を添えて。

 

全国各地から集まった仕事仲間に嬉しそうに歓迎されました。

「今日も着物姿が見れるんじゃないかと思って実は期待してきたの!目の保養だわー」

「涼しげで素敵!」

期待されてましたか…!好意的に迎えてもらえて、憂鬱な気分と向き合いつつ着物を着てきた甲斐があるというものです。

着物にキャリーケースを持っている姿を見て、一駅先でちょうど降りるところだったサラリーマンが「あ、どうぞ」と恐縮そうに席を譲ってくださったのも貴重な体験でした。目の前にいたので普通に立ち去っても空いた席に座れたと思うのですが、ありがとうございます。

 

会議室集合だけれどもオンライン会議も同時に立ち上げるハイブリット型の会議。座った場所がカメラの真ん前、よく映る場所でした。わー、一番前でひときわ目立つな自分w

 

夜はベローチェに不時着。

ナポリタンが美味しそうで。

メニューを見たら、コーヒーフロートが飲みたくなって。

まず最初にひと口、口に入れたソフトクリームが至福。

太麺のもっちりパスタが美味。

注文をしてお会計を済ませたら、
「着物素敵ですね」
と若い女性店員さんが声をかけてくれてびっくり。
いつ声をかけようか、タイミングを見計らって声をかけてくれたのだろうなと思うとこの一瞬で疲れが吹き飛びました。
後から入店してきた人を「!?」と驚かせながら、楽しい気分で夕飯を食べてきました。

 

 

夏着物は化繊ものだと実は暑いのです。

夏はやはり、呼吸をしてくれる自然素材に軍配があがりますね。

そのうち麻の長襦袢や麻の着物が欲しいと思いつつ、夏に「夏着物」を着ていられない気温になるので保留中です…

その間に。麻のカラー襦袢のバリエーションも登場しています。夏着物は透けるからこそ、カラーを重ねるオシャレ、やってみたいです…!

 

阿波のしじら織も素敵ですね。