ねこ着物とねこ帯留 | 遊蝶花(ゆうちょうか)

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2月22日は「猫の日」だそうで、2月に入るといろんなお店でねこグッズが発売される季節ですね。ではそろそろ、と出してきたのが猫柄の着物です。

ぱっと見は青緑に花柄の着物。よく見ると芙蓉と苺柄、そして芙蓉の葉影から黒猫が何かを狙っています。猫が隠れているのよ、と言わないと気づいてもらえないさりげなさが気に入っています。

黒地にびっしり刺繍の半衿、普通に買ったら5桁のお値段をする品物ですが、ネットオークションとかディスカウントショップをまわると2000円くらいで遭遇できたり。3桁のお値段で遭遇できることも(!)
袖口からちらりと見えるビビットなオレンジ色の襦袢は大正ロマンの頃の復刻柄。あの頃は着物もド派手、大柄の着物に大柄の帯、ビビットな色の掛け合わせもどんとこい、自由を謳歌する時代を反映した頃の着物文化が魅力的。トコロテン式に、見えないところのオシャレで襦袢もド派手・素敵な柄が多いのが興味深いですね。
 
帯はシンプルに白の半幅帯を。
帯揚げ替わりに辛子色のへこ帯を重ね付して後ろ姿はへこ帯をふわふわさせました。
そして帯留は木製の猫ブローチ。
帯留にもできるよう…に考えられているかはさておき、ブローチピンが縦についているので帯留としてもよき。
真田紐の帯締めは、紐の先に小さなポンポンと鈴をつけた自作もので、時折チリンと音が鳴ります。ねこコーデの日にちょうどよいかと思いまして。
 
純国産クルミで作られた木製アクセサリーのシリーズが素敵で。
葉っぱやお花、自然のモチーフももちろん素敵。
ネコのアクセサリーはにゃんこ好きの仕業であることは間違いない絶妙なシルエットがツボです。

撫松庵の猫モチーフシリーズは猫好きに向けた王道路線から、ウィットに富んだ個性派路線までふり幅が広くて面白いです。

ネコを擬人化、江戸の時代を描いた柄を超個性派な配色で。

 

ネコ神様による風神雷神図の着物。

 

そっと猫が潜んでいるタイプの柄もあります。

 

ネコが花札をしている帯。

遊び着にあったら面白いかも。