3月までは、普通にシーズンが行われるのです、男女ともに。
結構、地元の大学や自身や家族が通っていた大学等々、いろんな大学を応援するのですよね。
そして、3月以降については各地区の上位とかが集まり、トーナメントが開催されます。
3月に開催されることから「March Madness」と呼ばれている・・・のですが、最終的な準々決勝あたり
からは4月に入るんですけどもね・・・

今シーズンの決勝はサウス・キャロライナ大学とアイオワ大学の対決に。
サウス・キャロライナ大はシーズン開幕からここまで負け無しの37連勝。
アイオワ大には大学トップ選手のClark中心となったチーム。
昨シーズンはFinal Four(準決勝)でアイオワ大がサウス・キャロライナ大を破って
いたので、そのリベンジ・マッチということもありますね。
さらに、そのサウス・キャロライナ大のスタメンはいない中での戦い。
*昨シーズンのメンバーで5人がドラフト、二人が卒業、一人は転校
*昨シーズンも36連勝して・・・唯一の敗北が上記のアイオワ大戦

試合開始早々、アイオワ大が点を取り、1Qはリード。
ただ、サウス・キャロライナ大も2Qからエンジンが掛かり、逆転してハーフタイムに。
後半に入り、サウス・キャロライナ大の守備がしっかりとアイオワ大を抑え込み、
アイオワ大には合計29点しか取らせず。
最後には、なんとか逆転を狙うべく、3ポイントを打つも、決まらず、
サウス・キャロライナ大にリバウンドを取られ、しょうがなくファールして・・・の流れに。
(ただ、下記にも書いたのですが、このチーム、FTが弱くて・・・)
Clarkも少しでも早く点を取るべく、無理に3ポイントを打つも、外れ。

終わってみると、
アイオワ大:
・スタメン5人が試合の大半出場、控えは二人だけ出た
・スタメン3人は40分出場、つまり交代なし
・Clarkはさすがの30得点、ただ、FGは28回打って10回、その内3ポイントは
 13回で5回成功と・・・かなり低め
・しかも、前半は18得点と良かったが、後半は12得点と抑えられてしまうことに
・スタメンの4人が二桁得点
・リバウンドトップはClarkの8本
サウス・キャロライナ大:
・スタメンと控え4人が出場
・やはり存在感の大きい、CのCardosoが15得点、17リバウンド、3ブロックと圧倒
・しかもKittsも11得点、10リバウンドと活躍
・何よりもベンチから出てきた1年生のJohnsonが19得点と大活躍
・FTが圧倒的に弱く、17本中9本成功と5割ちょいって
こうやって見ても、CのCardosoの強さ(特にゴール下、シュートもリバウンドも)と
新人Johnsonの思い切り、この2点が大きかったかも。

試合を見ていたのですが、結構Clarkがうまく封じられているような印象がありました。
そして、最後は無理にシュート打ったりと、なんか完全にリズムを乱していたと。
それも影響が大きかったかも。UConnはそもそもボールを持たせないようにマークして
いたけど、サウス・キャロライナ大はボールは持たせるけど、シュートに持って行かせない、
シュートさせても体勢が崩れるような=シュートが決まらない、そんな印象でした。
で、守備ではゴール下にCardosoがいて、ブロック、或いはリバウンドで制し、
相手ゴール近くでボールを受け、近くからシュート、と言う形が成立。ただ、これも
Johnson含めた周りも動いていたのも効果あったのかも。

大注目のClarkは2年連続でこの決勝に辿り着くも、二度とも負け、大学として頂点に立つことが
できず。

優勝したサウス・キャロライナ大、完全負け無しのシーズンとなった10校目のチームに。
ここまで、UConnが6回、Baylor、Tennessee、Texasに加わることに。

来週あたりには、もうWNBA(女子プロバスケ)のドラフトがあるようで、今回の
トーナメントに出ていた学校の有力選手たちが多く選ばれることに。

一部の予想では、
全体1位のIndiana FeverがClarkを、
そして
4位のLA SparksがCardosoを
選ぶと予想されていますね。
*UConnのBueckersは来年になるのか。既にトップ予想されていたりしますね。
Clark同様、3ポイントだろうが、ドライブインだろうが、何でもできるし。

そして、WNBAのドラフトが行われました。
全体1位でFeverが指名したのは、やはりClarkでした。
2位はSparksがBrink(F、Stanford)、3位はSkyがCardosoを
4位はSparks2つ目ではJackson(F、Tennessee)、
6位はMysticsがEdwards(F、UConn)、
7位はSky2つ目でReese(F、LSU)
SkyはCardosoとReeseですか・・・これでフロントコートは文句なしでは。
FeverはClarkにあまり乗っかりすぎずに戦えるのか?
Mystics、Edwards、頑張って欲しいもので。
今回のドラフトでベルギー人選手2名も選んでいるんですよね、Mysticsは。

しかし、白熱した決勝戦でした。考えてみると、今後のバスケ代表、こんな選手たちが
ゴロゴロといるんでしょ・・・アメリカ、怖すぎ!
きゃ、Cardosoはブラジル出身か。
こういう場に、日本人選手が入って、活躍できるような日を期待したいですね。
(スポーツも大変だけど、それ以上に学業がものすごい大変かも)

男子も終わり、決勝はUConnとPurdue大の戦いに。
UConnが圧倒して勝利、2連覇に。
そう言えば、男女のFinal Four出場校を見ると・・・
男子:UConn、Alabama大、Purdue大、NC State
女子:South Carolina大、NC State、Iowa大、UConn
あれ・・・男女ともにUConnとNC Stateが勝ち進んだのですね。
強いなぁ・・・UConnとNC State
女子サイドでは、Alabama大は2回戦で負け、Purdue大は・・・トーナメントに出られてないようで。
男子サイドでは、South Carolina大は初戦負け、Iowa大は・・・トーナメントに出られず