こんばんは、345です。

 

四季報(2021年春号)、前回3000番台が終わりましたので4000番台を見ていきたいと思います。
(なかなか更新できなくてすみません・・・)
 
ちなみに前号の4000番台の記事はこちら。
 
 
 
で、こちらが今回ピックアップした銘柄。
 

今日はここの★の企業をみていきます。

(★は今回紹介する銘柄、◎は所有銘柄)

※業績の単位は百万円 

 

★【4063】信越化学工業

【4186】東京応化工業

【4362】日本精化

★【4368】扶桑化学工業

★【4385】(株)メルカリ

★【4449】(株)ギフティ

【4465】(株)ニイタカ

【4478】フリー

 

今日はここまで。

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こちらは次回以降で・・・。

 

★【4488】AI inside

★【4496】(株)コマースOneホールディングス

【4502】武田薬品工業

【4519】中外製薬

◎【4555】沢井製薬

◎【4578】大塚ホールディングス

★【4631】DIC

【4684】(株)オービック

★【4733】(株)オービックビジネスコンサルタント

★【4801】セントラルスポーツ

◎【4825】(株)ウェザーニューズ

◎【4901】富士フイルムホールディングス

【4966】上村工業

◎【4973】日本高純度化学

 

 

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では早速見ていきましょう。

 

 

 

★【4063】信越化学工業

株価(4/16) 18,995円

PER 27.9倍

 

世界的な化学メーカー。産業や生活の基礎になる素材・製品メーカーとして、塩ビ・化成品、半導体シリコン、シリコーン、機能性化学品、電子・機能材料、加工・商事・技術サービスの6事業を展開。主要製品は半導体シリコンウェハ(世界1位)、塩化ビニル樹脂(世界1位)など世界での高シェア素材を扱う。

半導体シリコンとレジストなど半導体関連堅調。だが塩ビとシリコーンの上期減速響き、営業益軟調。増配。 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連18. 3 1,441,432 336,822 340,308 266,235 624.3 140
連19. 3 1,594,036 403,705 415,311 309,125 726.0 200
連20. 3 1,543,525 406,041 418,242 314,027 755.2 220
連21. 3予 1,430,000 377,000 390,000 283,000 681.2 240
連22. 3予 1,600,000 420,000 430,000 330,000 794.3 240〜260
 
【財務】<連20.12> 百万円
総資産 3,253,562
自己資本 2,742,862
自己資本比率 84.3%
資本金 119,419
利益剰余金 2,535,669
有利子負債 25,053
 
コメント
世界首位という私が好きなフレーズに惹かれる。
営業利益率は25%くらいか。かなり良い数字で、そこにも惹かれる。
ただ、通期業績および営業利益は2019/3がピークに見える。21.3も前年度を下回る見込み。
財務面は自己資本比率84.3%とかなり良い数字。有利子負債もこれまでに比べて増えているが、自己資本と比べればごくわずか。
ここ2~3年は投資CFが増えているが、 21年半ばに竣工する 塩ビ米国工場 向けと思われる。
営業CFはしっかりと出ている(かつ増えている)のでそこは問題ない。
塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハの需要がどうなるのかよく分かっていないが、この横ばいの状況から、さらに業績が大きく崩れることはないのではないか。
PERは27.9倍なので、超お得といわれるとそうでもない。
 

★【4368】扶桑化学工業

株価(4/16) 4,240円

PER 22.8倍

 

化学薬品(果実酸)メーカー。ライフサイエンス事業における食品添加物・工業用の果実酸類(リンゴ酸・グルコン酸・クエン酸・乳酸)・有機酸(無水マレイン酸)、応用開発商品の製造・販売。電子材料および機能性化学品事業における電子材料(超高純度コロイダルシリカ、シリカナノパウダー)、機能性化学品(プラスチック・塗料の添加剤、化粧品原料の樹脂添加剤)の製造・販売。国内唯一のリンゴ酸製造メーカー。リンゴ酸は世界トップ、グルコン酸は世界トップクラス、クエン酸・フマル酸は国内トップ、電子材料の超高純度コロイダルシリカ(シリコンウエア研摩材原料)は世界トップ(80%超)。

ライフサイエンスが大幅減。が、超高純度シリカ等半導体関連が想定超で減益わずか。 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連18. 3 40,221 10,537 10,367 6,592 185.7 45
連19. 3 42,074 9,283 9,854 6,881 193.8 46
連20. 3 41,310 8,830 8,954 7,014 197.6 46
連21. 3予 43,000 8,650 8,750 5,950 167.6 46
連22. 3予 44,500 9,500 9,600 6,500 183.1 46

 

【財務】<連20.12> 百万円
総資産 71,835
自己資本 63,539
自己資本比率 88.5%
資本金 4,334
利益剰余金 53,135
有利子負債 0

 

コメント

ここも数多くの世界シェア1位の製品を抱えている。

超高純度コロイダルシリカ が半導体関連需要で利益を下支えしている様子。

売上の伸びは2019/3あたりから横ばい傾向か。今年度3Qまでの進捗もイマイチか。

営業利益も金額でみるとしばらく横ばいだが、利益率はしっかりでているし大きな不満はない。

また財務面でも自己資本がどんどん積み上がり、自己資本比率高く、有利子負債もゼロで安心。

大化けは難しいかもしれないが、PER22.8倍であれば、下げたとしても大したことはなさそう。

 

 

★【4385】(株)メルカリ

株価(4/16) 5,390円

PER --

 

日本最大のフリーマーケットサービス運営会社。 

フリマは利用者順調増で取扱高拡大、米国での手数料改定も効く。プロモ費の抑制効果が上期想定超、下期追加しても赤字幅再縮小。

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連16. 6* 12,256 -42 -97 -348 -3.2 0
連17. 6* 22,071 -2,775 -2,779 -4,207 -36.7 0
連18. 6 35,765 -4,422 -4,741 -7,041 -60.6 0
連19. 6 51,683 -12,149 -12,171 -13,764 -95.0 0
連20. 6 76,275 -19,308 -19,391 -22,772 -147.9 0
連21. 6予 101,000 -500 -500 2,500 15.9 0
連22. 6予 130,000 500 500 500 3.2 0

 

【財務】<連20.12> 百万円
総資産 232,426
自己資本 35,924
自己資本比率 15.5%
資本金 42,149
利益剰余金 -47,758
有利子負債 62,392

 

コメント

日本を代表する元ユニコーン企業。

経営陣にスーパースターが勢ぞろいしているのは昔話題になった。

 

 

ここはとにかく売上高伸び率がすべてかと。

そういう意味では、アメリカでのこれまでと今後の伸びというのが気になる。

現在の海外売上高比率をみてみると、日本が9割、アメリカ1割という構図。

あとでどれくらいの価格が適切なのか、調べてみたい。今の時点ではまだよく分からない・・・。

 

 

★【4449】(株)ギフティ

株価(4/16) 3,400円

PER 128.6倍

 

 
eギフトシステム&サービス会社。eギフトプラットフォーム事業として個人・法人・自治体向けに各種eギフトサービス(飲食・小売店舗で商品やサービスと交換できる電子チケット)の企画・開発・運営。
体験ギフト完全子会社化で売上高約5億円乗る。好採算の法人向けは業界拡大や新サービス開発で需要旺盛。
【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単17.12* 556 25 33 20 1.0 0
連18.12* 1,121 285 283 198 8.8 0
連19.12 1,767 538 523 384 15.8 0
連20.12 3,082 1,106 1,103 752 28.5 0
連21.12予 4,300 1,100 1,100 700 25.8 0
連22.12予 5,000 1,250 1,250 780 28.7 0
 
【財務】<連20.12> 百万円
総資産 6,204
自己資本 4,344
自己資本比率 70.0%
資本金 1,567
利益剰余金 1,228
有利子負債 0
 
コメント
スターバックスジャパンが販売先となっているので、スターバックスで使われているeギフトの仕組みはこれなのか??
この企業規模で競合はいるのか不明だが、面白いサービスだと思うし、フォーマットができれば横展開も可能だと思う。
日本では株主優待などもあるし、まだまだ国内に限っても需要がありそう。
売上高は3年で6倍。営業利益率は20%以上。ただ、営業利益自体は昨年度から横ばいの見込み。
ROEは19.1%といい。
財務面も自己資本を増やしており、有利子負債も0で問題なさそう。
2019/12から2020/12にかけて売上債権が倍増しているが、なぜだろう・・・。
で、結局のところ、PER100倍以上というのは、ここから買うには勇気がいる。
 
 
 
 
まとめ
ギフティのサービスは面白そうだなと思いましたが、高いですね。。。高PER銘柄は疲れます。。。
たぶんメルカリも相当な価格になってそうですよね。
となると、信越化学工業か扶桑化学工業かな。。。でも配当大したことないからぁ。。。