小幌駅~胆振線廃線跡巡り 真夏の北海道ひとり旅⑧ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2019/08/14~2019/08/17、東京から函館→伊達紋別→倶知安→ニセコと巡った真夏のひとり旅、長年行きたかった秘境駅への訪問と今回初となる自転車による廃線跡巡り、最高の温泉にグルメと真夏の北海道を満喫した3泊4日のひとり旅を掲載しています。
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絶対に開催は無いだろうと思っていた7月の東京オリンピック

開催しそうですね、、、この勢いだと。

前にも書いたことがあるけど、僕は複数の申込みの結果、複数

 

の試合に当選していてその中から女子サッカーの一次リーグと

 

準々決勝のチケットを買っていたんだ。

しかしキャンセル払い戻しの申請期日が昨年の11月末だったんで、

 

この時のコロナの状況からまず開催は無いだろうと判断して、まあ

 

それに一緒に連れて行く高齢の母親が感染が心配でもう行きたく無い

 

と言い出してたのでキャンセルし、払い戻しの手続きしてオリンピック

 

委員会からはもう返金済みになった。

高額となった新横浜のホテルの予約も全額綺麗に返ってきたし、今は

 

全くのゼロに戻った状態。

僕としては個人的にはこのまま開催が無い方が、上記の経緯があるので

 

なんかしっくり行くんだが、開催するのね、、、、。

だけどまた感染の拡大は、、、、

ほんとに大丈夫なのかなあ、、、

変異株が多数ニュースで聞くようになってますが

ほんと心配ですねえ、、、。


と言うことで、前回の続きから。


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旅の2日目、朝7:00に伊達紋別からスタートした旧胆振線廃線跡巡り。現在時刻は13:14、伊達紋別からは約38.2km地点の国道453号線を北上中。



お昼を食べることも考えずに自転車で倶知安へ向かう僕に最大の難関が現れた。先ほどまで滞在した新大滝駅跡からおよそ3.0kmの地点、国道453号線は倶知安へ向けて左へ国道276号線へと分岐する。



これまで緩やかな上り坂は続いたものの国道453号線はそこまで峠というレベルではなかったが、、、この左折した国道276号線は急な勾配の続く峠道Y(>_<、)Y 今思えばこの景色が地獄の入口のように見える(笑)



本来旧胆振線はこの峠道を行かず、この画像の赤いラインに沿って平坦な部分をトンネルを抜けながら進んだと推測できる。がしかし、実際このラインに僅かな道は存在するが、舗装されていない砂利道、、、。




悪路でロードバイクでは走行できず、しかも極めつけはこの「クマ出没」の看板、、、人も居ない北海道の山中でのクマ出没は、あまりにも危険度が高すぎる、、と言うことで仕方なく国道276号線の峠道を余儀なくされた、、、。



地獄の峠道は約1時間続き、心肺停止の直前まで(笑)永遠と続く上り坂をチェレンジし、緩やかな平坦部へ入りやっと写真を撮る余裕が見える。



14:32、上尻別橋。この付近に伊達紋別から53.5km、11番目の駅である北鈴川駅跡地があるが、事前情報で何も無いことがわかっていたのでスルーした。



峠道の手前から入った国道276号線は、曇ったり晴れたりを繰り返しながら北西の方向へ伸び、喜茂別町へと入る。




時折山道のような部分を進むが、さっきの地獄の峠のような急な勾配は無く、かえって北海道の真夏の樹々に癒やされる。



そしてこの付近では3~5kmおきに12番目の駅である喜茂別と次の駅の留産という駅が存在したが何の痕跡も無いことがわかっていたのでスルー。自転車を止めたのは伊達紋別から65.0km、14番目の駅である南京極駅跡地、指をさしている付近と思えるが残念ながらその痕跡は全くなかった、、、。



南京極駅跡地から約10kmの間に東京極、脇方 、京極、北岡という駅が存在していたが、これらもまた事前情報では何もなさそうなので時間を優先してスルーし、続いてやってきたのは19番目の駅である寒別駅跡地。



起点である伊達紋別からは74.9km地点となり、旧胆振線全83.0km制覇までいよいよ残り8.1kmとゴールが近づく。が、さてさてこの駅跡地、、、完全にホームがあったその痕跡のコンクリートしか残っていない、、、。




が、旧胆振線の鉄道遺産として考えればこれだけでも充分残存している方であり、充分に廃線跡地というノスタルジーな感覚に浸れるのだ。まあ、とりあえず記念写真だけは撮っておこう( ̄_ ̄ i)



やがて倶知安市街が近づいてくると、景色もずいぶんと町並みっぽくなってきた。




そして16:37、起点から80.4kmの21番目の駅である六郷駅跡地に到着(*^ー^)ノ ここは旧胆振線廃線跡の中で最も多くの鉄道遺産が見れ、駅跡地がそのまま六郷鉄道記念公園となっているんだ。



ここはこの時点から約3ヶ月前のGWにいつもの旅の友人と訪れた場所で、今度は自転車で来てみたいなあと思っていたので、念願がかなって感慨深い。



ホームに横付けする形で国鉄の旧型客車であるオハ46形オハ46 501とヨ6000形7900番台車掌車ヨ7913の2両が静態保存されている。



WEBでの情報では、かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅だったようだが廃止時点では、単式ホーム1面1線となっていたようだ。



ホームからちょっと離れたところに、9600形蒸気機関車9669の動輪も記念碑として展示されている。



ただ残念だったのは後から知った事だが、「本当の駅の位置は公園の西側であり、ホームが雑草に埋もれているものの現存している」というWEBの情報、、、2回も来ておいて見逃していた、、、∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



ただ、上空写真で見るとおそらくだがこの線路は同じ場所に存在していたと思われる。こっちは伊達紋別側でこの先に旧胆振線がしばらく直線に伸びていたと考えられるね。



線路の上で自転車を車両に立てかける、、、廃線跡地じゃないとこんなこと出来ないよね(笑)



雑草に埋もれている本当のホームとやらを見れなかったのは残念だが、廃線跡地が持つノスタルジックな空間を満喫し、素晴らしい時間を過ごせたよ。



そしてそして17:02、伊達紋別から80.4kmついに終点の倶知安駅に到着:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 10ヵ所の駅跡地と足湯に寄りながらだけど、約10時間での完走に感動が収まらなかったね。



ここも約3ヶ月前のGWにいつもの旅の友人と訪れた駅だし、ほんと感動したよ。時間的にも19:30に予約しているこの日のニセコのお宿の夕飯バイキングまで2時間半あれば充分だ。



しかしまだ地獄は待っていたんだY(>_<、)Y この後のニセコのお宿までの自転車移動、倶知安からニセコは現在の函館本線でも駅2つだし、軽く行けると思っていたのが大誤算だった、、、、。



おおよそ函館本線と並走する道道343号線は、お隣の駅である比羅夫付近までは平坦な道を行くが、、、、そこから先のニセコの宿までの地獄の上り坂が待っていたのだ( ̄□ ̄;)!!



大誤算の大きな原因はこの比羅夫のセブンイレブン。約3ヶ月前の旅で寄ったニセコのセブンイレブンと勘違いしてしまったんだ、、、実際はここはニセコではなくまだ比羅夫、、、。なので僕のイメージでは宿まで残り6kmだったが、実際は倍以上、、12~13kmあったんだ、、、。



まったく写真を撮る余裕もなく、、、地獄の上り坂を自転車で進みやっと辿りつたお宿の部屋の写真、、、この時すでに19:22、なんとか夕飯までギリギリ( ̄□ ̄;)!!



最後のセブンイレブンを宿の近くと勘違いした僕は、リュックに入るだけの缶チューハイとつまみを買い込み、これまでの倍くらいの重さになったリュックを背負わなければならず、、、予想していた倍の距離となる12~13kmの上り勾配Y(>_<、)Y



しかも10時間かけて約90kmを自転車で走った日の夕方にこれをやるのは、もはや罰ゲームのレベルだったねえ、、、。



という事で速攻でシャワーを浴びて着替えて19:30、間に合いました(*^ー^)ノ ずっとこの時を楽しみに頑張ってきた夕飯バイキングタイム:*:・( ̄∀ ̄)・:*: このビールの味は忘れられない( ̄▽+ ̄*) 



ここまでお宿の正面全景の写真も撮る余裕がなかったが、、、ここは約3ヶ月前のいつもの旅の友人との旅で来たニセコの素晴らしいお宿、ニセコ昆布温泉「ホテル甘露の森」。



あの時は夕飯のハーフブッフェで肉料理の牛フィレ鉄板焼きを選んだので、この時はもう一つの選択肢である魚介のバター焼きをチョイスした。



この日は結局朝の6時台に伊達紋別のホテルで食べた朝食の後、一切なにも食べずに水分補給だけでここまで来たので、この美味しさは格別であるのだった:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



夕飯の後はこのホテルの最高の温泉に癒され、お部屋で缶チューハイでゆっくりしたひと時を過ごして深夜にまた温泉へ。



そうそう前回約3ヶ月前に来た時は、友人と超広いお部屋であるデラックスツインだったかな、70㎡もあるハイクラスなお部屋だったけど、今回はひとりなのでエコノミーツインのシングル利用。それでも一人では充分広くて快適だった。



今回この旅では、ここホテル甘露の森に2泊する予定。なので無理に館内を楽しむ必要はなく、ゆっくり過ごせばいいんだけど寝る前にもう一度浸かりたいと思えるほど素晴らしい温泉なんだ。



さてさて、長かった旅の2日目が終わろうとしています。

ここまで曇り空が多かったけどほぼ雨は降らず、

真夏の北海道を自転車で走るには快適な気候だった。

しかし、、、、

この時、滅多に北海道までは来ない台風が接近中∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

ちょうど1年前の九州一周の時は南から複数の台風が同時発生

してもなお僕の旅は快晴が続いた。

あの時の旅の天候の運は、まだ僕に残っているのか、、、、。


旅はまだまだ続きます。

 
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