獣医大学、所属研究室の決め方 | 意識低い系獣医inアメリカのブログ

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→モチベは低めですが勉強意欲は増えてきています。09/13/2023

僕は学生時代病理学研究室に所属していました。
20近くの研究室がある中なぜ病理学を選んだのか。今回は研究室の選び方及びなぜ僕が病理学研究室を選んだかを綴ろうと思います。

獣医大学では大学3or4年次から研究室に所属します。文系大学で言うゼミですね。
例えば、解剖学研究室に所属したら解剖学授業の手伝いをしたり解剖学に関連した研究をしたり、外科学研究室に所属したら大学附属の動物病院の外科の手伝いなどをします。
研究室の選び方としては基本的に自分の興味のある分野の研究室を志望しますが、研究室によってやる内容が多かったりほとんどやることがなかったりします。
そのため学生生活を謳歌したい人は楽な研究室にいくことが多いです。
もちろんその選択は大賛成です。獣医学生の最終目標である国家試験に合格すればいいのですから。

僕は分子生物学と病理学に興味があったのですが、分子生物学の研究室は病理学研究室に比べてやることが少なく、せっかくの獣医大学、3年次まで遊び尽くしてきたしせっかくだから残り半分の学生生活が学業に向き合おうと思いやる頃の多い病理学研究室を選びました。
個人的に忙しい研究室を選んだのは大正解で、充実した研究室ライフを送ることができました。
成績のいい人が優先的に研究室を選べる大学もあるので要注意です。成績が良いに越したことはありません。

研究室によっては面接、英語のテスト、志望理由書などを要求するところもあるので先輩に聞いたり研究室見学を申し込むのがいいですね。
研究室所属の半年前ぐらいからみんな研究室見学するので、雰囲気でわかると思います。

自分の将来の道がまだ決まっていない人はできるだけ知識やスキルが増える研究室を選択することをお勧めします。
将来動物病院で働くのは決めてるけど何科に興味あるかわからない→臨床系の一番活動的な研究室(理不尽な労働のないところに限る)。()を書いた理由は、臨床系の研究室は謎な昭和の伝統があったり理不尽なことがあることが多いからです。
将来何もやりたいことが決まっていない→英語のゼミがある研究室を選ぶ。将来の道を増やす。
など、自分の選択肢を広げて悪いことはありません。
僕も忙しい病理学研究室に所属し英語のゼミがあったおかげ(?)で英語の論文を読み抵抗は他の人より少ないですし、病理に関するスキルを身につけられました。

本来なら授業を聞いて楽しそう!!って思った研究室を選ぶべきなんでしょうが、授業をあまり真剣に受けていない学生さんはこのように研究室選びをするのをお勧めします。