元旦震災の復興は先が見えない中。追い打ちをかけるように豪雨被害、日本国を守護する神様なんて存在しないと思われている人が多くなっているが、怪談説法で有名な京都の三木大運上人の説法が土日の二日間、実施するとということで羽咋市にある日蓮宗妙成寺さんへ、復興祈願を兼ねて参加してきました。 県外から大勢の若い方が参加していました。 辛い時だからこそ、みんなで力を合わせてゆこうという気が、堂内にみなぎっていました。
法華経に出てくる,三光天子(日、月、星)の話をされていました。 私も三光天子様とは縁が深く、日蓮大聖人が、江ノ島の辰口処刑を免れ佐渡への流罪の時に現在の厚木市金田にある、星下りの霊場である、妙純寺に横浜から日曜日の朝参りで深夜放送を聞きながらずいぶん通いました。 朝のお勤めが終わり、清掃を手伝ってから皆で 食道(じきどう)のかゆを頂きます。 天の三光を敬い地の五穀に魂を重ねる。
当時流行っていた西崎みどりさんの旅愁が、今でも心に残っています。あなたを探してここまで来たの~♫ 人は誰でも、真実を求めての旅人です。
大勢の方が大運上人と話がしたいと思う中にあって、短い時間ですが。話をすることができました。上人と同じ 義母の婆の影響で八大竜王様の眷属信仰です。
大運さんが、住寺されている寺は吉野大夫さんと縁が深いお寺ですか?と聞いたら、そうです、そうですと言われました。 そこで、吉川英治さんの宮本武蔵の本に出てくる、若き煩悩を持った青年が,苦悩を超えて剣の道にすすみます。 幼馴染の又八と嫉妬から抜け出せない婆、心優しいお通、禅宗の坊さんの沢庵さん。 武士と農民、武蔵は砥ぎしで芸術家の本阿弥光悦とその母、日蓮宗信者母親との出会い。
そんな中にあって、がちがちで固い武蔵を心配してか、色町に誘い、そこで、吉野大夫との一夜を過ごします。 牡丹の炭火を受けながら、太夫は枇杷をナタで壊して武蔵に語ります。枇杷の音色の仕組みを説明し、弦は張りすぎても緩めすぎても、良い音色は奏でられない、何時もピリピリしている武蔵への温かいことばが印象に残っています。 大運さんは太夫と武蔵の関係を知らないようでした。 これが縁でさらに大運さんの話が人々に伝われば違った面が見られるかもしれません。
私の人生は婆や妻をはじめ、多くの女性たちによって、導かれてきました。
女性を引っ張ってきたつもりが、実は女性に導かれてきた人生だった、一般的に女性は泣き虫で弱存在と思うが、実は海よりも深く、山のように大きな方がおられる。
女と男、妙な話でした。
南無妙法蓮華経、命に合掌
