私たちはコロナ禍の世界経済の中、どのような、生活をするかが一人一人考えさせられている。 コロナ患者が増える中、介護に携わる介護士さんは、限界に近いような状態で、勤務にあたっている。 病にかかっている人を直接支えたいという思いから介護の仕事を目指した人も多いと思われます。 年老いた人の生活を支える為、介護に従事する方も多いと思われますが、 皆さんに考えて頂きたいことは、介護はボランテイア活動ではありません。 町内会の活動のように、無報酬で、街の周囲の清掃をする事ではありません。  

 

コロナで自粛が続くとどうしても、正規社員より、弱い立場の人が生活が難しくなってくることが多い。 

 

東大寺の法華の三月堂にも四天王が示されています。 聖徳大使の四天王寺、

 日蓮聖人が示された曼荼羅の四隅には大持国天皇(主に政治の神様)

大広目天王(主に文化芸術教育の神様) 大増長天王(主に経済の神様) 大毘沙門天王(主に軍事の神様)とされています。

 

経済が落ち込むと多くの方の得が少なくなります。 人の役にたち、助ける事を美徳とか道徳としますが、自分が貧乏をして、得がなければ、徳にも限界がある。  大増長天王のような経済が拡大することも大切ですが、徳を忘れた経済の発展の得は経済格差を生んでしまう。  経済だけでなく、 政治にも、教育にも、軍事にも徳を忘れたら、辛い苦しい世の中になってしまう。

 

仏教には、お金がなくても、布施行が出来ます。 六波羅蜜の修行での最初は誰にでもできる和顔施 です。  どのような試練であっても、他の性にしないで、 笑顔で受け止められるような心を育てる。   キリスト教には、「金持ちが天国に入るよりも、ラクダが針の穴を通る方が簡単」という意味の言葉がある。  仏教では今世の行いが、大事になる、 あの世にもってゆけるのは、得ではなく徳だけが、通用する。

 

命に合掌