コロナで明るいニュースが少ない中、白血病の大病で、一流アスリートの座から、どん底まで落とされた池江璃花子選手が復帰された。 誰もが彼女の泳ぎに感動し喜ばれたと思う。 大病をし、それを乗り越えた池江さんは、人間的にはさらに大きく飛躍したことでしょう。 水の中が当たり前の場だったことが、それさえできない時間から解放された彼女の水との触れ合いの喜びの姿は、水を得た魚のように、生命こそ最高の宝と思われたことでしょう。 ご家族や、周囲の医師や、病を持たれている人の励ましがあってこそ、辛いリハビリにも耐え抜いた。 彼女の病を受けいれ、立ち向かう姿は、多くの病で苦しむ人たちに勇気を与えてくれました。 さらに体を大切に、ゆっくりで良い、本当によかったね、有難う。
水のなかで生きる魚にとって、水は宝である。大地の上で生きる木にとって、大地は財である。人間は食べ物によって命をつないでいるため、食べ物は財である。そして、生命というものは、すべての財のなかで第一の財である。 事理供養御書
日蓮聖人は生命こそすべての宝を超えた宝だということをおっしゃっています。
私たちは、この世に生まれ、大きな大地の恵みによって生かされていることを改めて感じ、日々感謝の気持ちを持って過ごすこと。
命に合掌
