ゴータマシッタルダ(仏陀)は、女性を蔑視したという人が多いが、仏教を目指す人なら、学者が書いた本などに、惑わらせずに、 もっとしっかり勉強してほしい。
仏陀は修行僧の弟子たちが、広い山の中で修行生活するのにあたって、女人と一緒に生活するのは、難しいと考え、当初女人を受け入れなかった。 養母であるマハーパジャーパティーの仏陀の教団に入って、修行したいという願いを、長老等が哀れに思ったのか仏陀に聞かれたのだろう、 その答えが 増一阿含経にある
「女には、九つの悪い属性がある」とおっしゃった。その九つの悪い属性とは何か。女は、1、汚らわしくて臭く、2.悪口をたたき、3.浮気で、4.嫉妬深く、5.欲深く、6.遊び好きで、7.怒りっぽく、8.おしゃべりで、9.軽口であるということである。
それでも、再三にわたるマハーパジャーパティー等の願いに八敬法を遵守し条件付きで仏陀は尼僧を認められた。
戒律を男子より強めたことが、差別なのか? という事を仏陀当時の社会に照らして考える必要がある。
カースト制があり、当時は、今より女性は軽んじられていた。 今でも、日本社会を含めて、多くの国は女性蔑視が多い。
むしろ仏陀は、尼僧を守るため、八敬法を順守するよう決められた。
今まで、どの宗教も女性を認めていない宗教活動の道をブッダは開かれた。
比丘尼サンガ(尼僧の集団)を設立し、女性が出家することを許可した。
法華経にも五障説があり、 女性は、梵天王・帝釈天・魔王・転輪聖王・仏陀の五つにはなれないという説。妙法蓮華経提婆達多品第十二には、女は成仏することができないというシャーリ・プトラ長老に対して、竜女が、女の身を転じて、男の姿となって成仏するという竜女成仏譚がある事から、一度男子に生まれ変わってからでないと成仏できないとする学者がいる。
こういう考えの人は、今一度、しっかり、妙法蓮華経提婆達多品第十二を読まれて欲しい。
文殊師利は言った。
私は、海の中に於いて、ただ常に妙法華経を述べて解き明かした。
智積菩薩は文殊師利に問うて言った。
この経典は、意味や境地などが深遠であり細かく複雑であって、諸々の経典の中の宝、世の中にめったにないものである。
生命のあるもので一生懸命雑念を去り仏道修行に専心しこの経を修行して、速やかに仏になる事ができた者が誰か居るだろうか。
文殊師利は言った。居る。
婆葛羅龍王の娘。年は八歳である。
舎利弗さんの疑問に変性男子となって成仏を見せただけ、 すでに文殊師利は成仏したものが居ると言われている。
八歳の子供、それも畜生の女 それでも、成仏できるのが、法華経。
男と女では働きが違うが、それは差別であっては、ならない 人として絶対に平等というのが、妙法蓮華経
