宮沢賢治はアインシュタインが日本に来た時、相対性理論で時空の話を聞いて、そのような事なら、妙法蓮華経に書いてあると、おとぎ話のような、法華信仰を貫いた。 賢治の多くの作品も、法華経に絡む物語です。
アインシュタインによる「私と宮沢賢治」

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上の式は時空世界での光の伝わり方を表したものである。賢治はこの世に私より遅れて生を受け、私より早く立ち去った。たった30数年の、駆け足のような一生だった(1896~1933年)。だが、時間は相対的なものだ。地上の時間の長短だけが絶対的なものではない。「双子のパラドックス」[注1]ではないが、イーハトーブの銀河を旅した彼はもしかしたら私より長寿だったのかも知れない。
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