私の父は私が10歳の時、42歳で胃がんで亡くなった、 母は4人の子供を育て、51歳で胃がんで亡くなった。私が25歳の時です。 母は片親で不憫な思いを子供たちにさせまいと、頑張りすぎた、 頑張ってくれたから、不憫な思いはなかったが、逆に親の思いを知らずに、世間を肩で風切るような、親不孝者でした。  所帯を持つ前に胃がんの手術をし、結婚し親孝行したいと思った時には、癌の再発が始まっていた。

 

その時、出会ったのが、信仰熱心な婆、そして妻です。  婆は在家の信者の集まりである小さな教会でしたが霊能力があり、たまに坊さんを呼んで供養するなど熱心な信者がいました。  その教会に婆は通っていて、私も苦しい時の神頼みではないが、聞きに行きました。  その時のお告げが、この方はあなたの子供が生まれる前後の命だといわれました。

ならば、絶対に苦しまないように、してほしいと願いました。  お告げ通り、子供が生まれ、 子供と妻が産院にいる時に

母親がなくなりました。  亡くなる前の日に、小さな赤んぼの写真を見せたら、喜んでくれ、立派な子に育てなさいと言われた。  喜びと悲しみが、同時でしたが、母は、激痛に苦しむことはなかった。  そして、死んだら何もかも終わりでないという追善供養の教えがあるというところから、本格的に信仰に入った。  日曜日の朝早く、、深夜放送のラジオを聴きながら毎週のように、お寺参りをし修行しました。  母の死によって、信仰に入る事が出来た。