老人ホームで虐待のニュースが目に入った。

 

【虐待が行われていたのは特別養護老人ホーム南光荘です。職員22人が虐待に関与していて 70代から90代の入所者11人の腹をひもで縛ったり、部屋に閉じ込めたりしていました。 聞き取りに対して職員は「ズボンの下に手を入れないようにするためだった」などと話しているということです。 この老人ホームを運営している社会福祉法人はすでに入所者や家族に謝罪を行っていて虐待を受けた人で退所者はいないということです。 同法人は中心的に関わっていた職員など4人を今年4月に解雇しました。一方で解雇された元職員は不当解雇だとして裁判所に労働審判を申し立てているということです。】

 

 婆は大腿部骨折で入院しているとき、家に帰りたい、帰りたいの意識が強く、徘徊ではないが、ベッドから抜け出してしまう。 出入りのセンサーがついているとはいえ、人手が足りないのに、夜中まで看護士さんに迷惑をかけてしまうので、胴体ベルトでベッドに拘束することに同意した経緯があります。  在宅介護でも以前に寝ぼけてトイレと間違え、ズボンを脱いで粗相をしてしまったことから、今でも上着とズボンを寝る前には安全ピンで止めています。 それ以降布団を汚してしまう事は一回もない。 これは本人の自信にもつながっている。

 

最初に感じたのは職員22人というあまりの多さです。 ズボンに手を入れたら、手を洗わないと衛生的にも問題があったのかもしれない。 虐待という前に家族にこういう場合はこのように対処することをしっかり話しが通じてなかったのかもしれない。 人手が足りない中で、入所者の徘徊や衛生面、安全を考えてのもしれない。 

 

施設に預ける家族は、きれいごとだけでは済まない、介護の現状を認識してから、決めるのがよい。