再入院してからの婆は家に帰りたいという思いが強く、落ち着きがありません。  ベッドから出て倒れこむので、病院でも困っていました。   仕方がないので、胴体に拘束バンドをつける事に同意しました。  これで、ベッドから勝手に徘徊はできない。  かわいそうだが、病院では仕方がない。

 

病院の夕食は早い。 会社の帰り道に病院があったので、毎日行った。 食欲がないので、夕食時に合わせて、見舞いに行った。

私に食べろという、家に帰ってから、一杯飲むから、いいよ、。 少しだけ、食べようねと時間をかけて、少しでも食べてもらった。

 

 リハビリをしても、歩ける見込みはないとのこと。  これでは、自宅の階段の上り下りをしてくれた、デイのサービスを受けられなる。  完全在宅介護なら当然、妻の負担も、私の仕事にも影響が出る。 妻はそれでは無理だとし、預かってくれる施設を探すことにしました。  病院の中にいる、ケア専門の方が、何件か当たってくれ、良い返事も頂いたようですが、、どうしても決まりません。 病院からは、早く退院してほしい、一日2万円のベッドならある。それでもかまいませんといったが、病院は老人ホームでないから、実質難しいのかもしれません。 婆の面接には施設の人が直接見に来て受け入れを決める様ですがどうしても、決まらない。

 

どうも、胴体を拘束していることに問題があるようです。  明るいイメージを出す施設に,拘束された人がいては、虐待ではないかと思われるのが、嫌なのでしょう。  決まらないまま、病院へは結局35日いることになる。この間、認知症が明らかに病院で進んだようだ。 

 

 婆の事もよく知っている、私が所属している会社の社長さんが3階が、一部空いている所を貸してくれるとの事。 

エレベータもついているから、ここを根拠にすれば、デイを受けながら在宅介護が出来る。  ただし、台所は、お茶を沸かす程度、風呂もない。 建築法に基づいて行う事には、自由にやって構わない。  それにかかわる費用は自分でやってくれとの事。

来客用のコミュニケーションルーム50平米を人が住めるよう、知り合いの大工さん1級建築士を交えて、三人が住める住居の設計を始めた。