18歳を迎える少し前。事故は起こった。
大好きだったバレーボール部の先輩が、交通事故で死んだ。
その事実を受け入れ、吞み込むことが出来なかった。
棺の前で泣き崩れ、その時から先輩は僕の心の中に入った。
それから、僕自身の針路を、誤まり易くなった。
何故かって、僕の心には僕と先輩、そして今までに縁のあった
仲良かった人たちが入っている。
時々、自分がない。
と人に言われることがある。
おっしゃる通りで、私自身、自分だけの心になれたのはごく最近だ。
生きていれば、色々辛いこともあるけども辛さがなければ
少し足したら幸せもやってこないであろう。
幸せってのは、辛さあって思えることであろう。