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『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』矢部宏治

著者:矢部宏治・発行日:2017/08/17
ひぃ評価:★★★★☆・所要時間:3.5時間
読破冊数:51/100冊


日本の裏歴史がわかる、驚愕の1冊!!!


《概要》
私たちの未来を脅かす「9つの掟」の正体、
最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」とは?

なぜ日本は米国の意向を「拒否」することができないのか?
みなさんは、世田谷区や中野区、杉並区の上空が米軍に支配されていることをご存じですか?
あるいは、米軍に与えられた治外法権が日本の国土全体に及んでいることを知っていますか?

「なにをバカなことを…」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、これらは公文書によって裏付けられた疑いようのない事実なのです。

じつは、私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めています。

そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、米軍と日本の官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているのです。

3つの「裏マニュアル」ともいうべき最高裁の「部外秘資料」、検察の「実務資料」、外務省の「日米地位協定の考え方」を参照しながら、日米合同委員会の実態と対米従属の根幹に迫り、日本における「真の権力構造」を徹底解明します。


《目次》
第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている
第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
第3章 日本に国境はない
第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
第6章 政府は憲法にしばられない
第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である
追記 なぜ「9条3項・加憲案」はダメなのか



私は歴史だったり、政治についてはそこまで興味がなく、知識もあまりないのですが、
Amazonでベストセラーになっていたので
ちょっと読んでみようかなという気持ちで本書を手に取りましたにやり

ただ読んでみると内容は驚くものでした。


テレビや雑誌といったメディアが事実をそのまま伝えていないとは思ってはいましたがもやもや
ここまで真実というものは隠されて、世の中には出てこないんだなと驚きですゲッソリ


本書は戦後の日本について
アメリカとの軍事における関係性について書かれています。

オスプレイの墜落事故について最近ニュースでみかけたりしますが、
どんなに騒いでも、気づけばアメリカの軍隊における飛行実験ははじまっていて
沖縄では日常的に飛んでいる・・・

そんな最近の出来事であっても、
そこの裏にはいろいろな約束事があって、
なかなか簡単には解決ができない
アメリカに逆らえない問題があるんだなと。



戦争は少しずつ
「歴史の教科書に載っている出来事の一つ」
のような、今の私たちには関係ない昔のことのように感じてしまいます。

でもあの時「敗戦国日本」として、
アメリカによってつくられた日本は
半世紀以上たった今でも色濃く残っているんだと、痛感しました。

私一人で何かできる問題ではないですが、
こういった事実があるということをみんなが知って政治をみるとまた見方が変わってくると思いますうーん