神様と砂浜を歩く

 

 

ある人が、神様と砂浜を歩く夢を見た。

後ろを振り返ると、2人分の足跡が残っていた。

 

 

しかし、人生を振り返ってあることに気づく。

自分の人生の中には、

ひとり分の足跡しかないところがあるのだ。

 

 

それは、

その人が人生でももっともつらく、

悲しいときだった。

 

 

その人は神様に尋ねた。

「どうして、あのときは一緒に歩いてくれなかったのですか?」

 

 

神様は答えた。

「愛する我が子よ、私はあなたを見捨てたりはしない。

 

そのひとり分の足跡は、

あなたを背負って歩いた私の足跡だよ'

 

 

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情熱思考

是久昌信氏著より