優先席に座っていたら

 


「全く、最近の若い者は」の言葉と

連続の舌打ちが聞こえたので顔を上げた。

 

 

紫色の頭をしたイカレたババァだった。

ババァ「あんたね、ココは優先席なの!」

 

 

自分「はぁ、そうですね」

 

 

ババァ「お年寄りに席を譲るべきなの! 

若いんだから立ちなさい!!」
と説教された。

 

 

 

 

優先席はお年寄りや体の不自由な方のための席

それは知ってるよ。

 

 

だから

 

 

自分「あ、そこのおじいさん、コチラの席に座ってください。」

と声を掛けて立ってあげた。

 

 

だって、紫のババァは口も達者だし

どう見ても席を譲ったおじいさんの方が年に見えたし。

 

 

紫ババァは悔しそうに睨んできたけど、

お前に譲るとは一言も言ってないよ。