なんで1日8時間以上労働するのが常識なんだろう
…って考えたことありません?
いまやあ、そういう法律があるからなんですが、
そもそもなんでそんな法律になっているのか?
そしてなぜ皆がそれを当り前だと受け入れているのか?
不思議すぎて不思議すぎて、
学生時代 私はずっと頭がこんがらがってました。
日本で8時間労働が基準になったのは1947年だそうです。
敗戦後、日本がまだ焼け野原だった頃ですね。
確かに復興のためには、国民が一丸となって
働く必要があったと思います。
食料を行き渡らせて、建物を建てて、
最低限のエネルギーを確保して…。
皆が復興や経済成長という共通の目的をもって
がむしゃらに働いたからこそ、
日本はかなり早いスピードで
再び先進国の仲間入りができたのだと思います。
しかしそれから約70年…。
当時と今とでは、環境はすっかり変わっています。
ここ数十年で圧倒的に技術革新が進みました。
例えば農家では、それまで100人の労働者が
必死に働いて収穫していた米や野菜が、
トラクターなどの機械が登場・進化したことにより、
数人でも同じだけの収穫を得られるようになりました。
(昔は収穫期には村中の人間が
総出で田んぼで稲刈りしてたわけです)
工場では、それまで100人の労働者が
働かなければ生産できなかった物資が、
大規模な機械の導入により、
数人程度でも同じだけ生産できるようになりました。
それなら残りの90人以上は、
自由にやりたいことやって暮らせばいいのでは…?
という考えに僕は自然に行き着くのですが、
どうやら世間はそうじゃないようで。
未だに週5回、8時間労働(あるいはそれ以上)が
当り前というような、
戦後復興期の労働観を継承しています。
昔と違ってモノやサービスが溢れている時代なんだから、
昔のように必死に朝から晩まで働いて
さらにそれらを生産・提供しするのではなく、
増えた余暇を楽しむという選択肢が
あってもいいと思うのですが。
世界で生産された食料の半分は
廃棄されてるらしいですし…。
まあ、細かい理由を挙げれば、
情報化、グローバル化、消費資本主義など、色々あるのでしょうが、
そろそろ自由になりたい人は自由を選んでもいい気がします。
もちろん数人が必死に働いて、
残り全員が何もしないというのは確かに歪なので、
実際はワークシェアリングをすすめて、
1人当たりの労働時間を減らすというのが妥当でしょうね。
4時間労働くらいが当たり前になるといいなー
とか考えたりします。
そしたらもっとみんなが夢を追いかけたり、
友人たちと遊んだりするのが簡単になるのにね。
もちろん働きたい人は好きなだけ働けばいいし。
それが実現に向かう見込みがない以上、
自由になりたい人は私らみたいにネットビジネスでもやって、
さっさとそういう1日8時間労働の価値観が関係ない世界へ
逃げ込むのが一番現実的でしょうね。
1日8時間労働の世界からすっかり離れてみると、
今まで以上に日本の労働環境と価値観に対する
違和感大きくなります。