リトルトーキョーライフ「野宿」 | co・co・ro・jiyu

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心に思い浮かんだことを、自由に書きたいなと思っています。

 師範は、とても華奢な女性だったので驚く。野宿界では有名で、野宿雑誌の主宰もしている。番組の中で、JUMPのみんなから、残念ながら「いいなあ、やってもいい。」という声は上がらなかった。

 

 野宿はできたらやりたくない。どんなショボいホテルでもいいから泊まりたいと思う。特に道の上に寝ることはできそうにない。海辺の砂浜なら何とかできるかという程度。 

 

 安全面、衛生面から考えて、やってみようという勇気は起こらない。

野宿ではないが、子どものころ簡易ベッドに横になって、夜空の星を

見ていたことはある。解放感はあるし、星もきれいだった。しかし、寝てはいない。野宿をすると、そんな特別な感覚を覚えるのかもしれない。

 

 子どもが小さい頃、オートキャンプで、テントの中で寝たことはあった。夫と一緒だと眠れない。かさが高いし、いびきも聞こえる。何か敷いても地面は固い。まあ、思い出には残るけれど…。

 

 寝袋の紹介があった。自分も持っている。もちろん外で寝るためではない。よそで客用のふとんや、スペースがない場合、災害時を考えてのこと。野宿できるタイプのものではないし、優れものでもない。

 

 解放感を味わうなら、初心者用として紹介されていた自分の家の

ベランダがいい。しかし、特に夏場は無理だ。エアコンの室外機から

の熱風と、蚊には打ち勝てない。蚊取り線香をつけたら、煙たいし。

 

 野宿を和英辞書で調べたら、"sleep in the open"とあった。そのまま

ではないか。そこには、情緒も特別感もない。しかも、例文によると

「山で道に迷って」となっている。

 

 平和(平和そうな)日本だからできるのであって、外国で野宿は自殺行為。特に師範のような華奢な女性一人では危険すぎる。

 それにしても、師範はただその辺に寝るだけではなく、そこで食事もするからすごい。野宿には、彼女の感性に合う何かがあるのだろう。