前回を前提に、少し財テクの話を。
損得勘定において、多くの人が損が嫌いで得が好きだ。
しかしその時の得とは何かを、しっかり定義した方が良い。その得は単にお金ではないから。
お金は未決定のアイディアに似ていて、貯めていても意味がなく、何に使うか、あるいはどう使うかによって価値を持つもの。
お金がとにかく欲しいと言う人が取引先にいるけれど、何が欲しくてお金が欲しいのかをしっかり考えるべきだ。べき論は良くないけど、僕はそう思う。
いやいや、とりあえずお金持っとけば何でもできるでしょ、使い途はあとで考えますわ。と言う人もいるかもしれないけど、
そのお金を貯める間、他の全てを我慢できる訳でもなく、ディズニーランド行ってみたり、自分にご褒美してしまうのではないでしょうかね。あるいは、お金を貯めきった何十年後か、やりたいことの賞味期限が切れている可能性もあるし、そんな人を何人か見てきた。
けれどお金を使うことを我慢したご褒美にお金を使っていては、簡単にお金は貯まらない。ダイエットと同じ。
無理なくお金を増やすには、何に使うかをある程度はっきりさせておく必要がある。
あらかじめ決まっていた出費は、損ではなく目的になるので、得の方向になる。お金を貯める、ではなく、得を貯めていくと考える。
損とは、必要のないものを買ってしまうことや、知識のない人が儲け話に乗っかってしまうことで生まれる。後悔するものは損だけど、そんな勉強代もあると思っておけば損ではない。
欲しかったものが買えなかったことは損ではない。惜しいことをしたってだけ。
失わない限り損ではない。失わない限り得が増えていくのだ。儲けの波に乗れなかったときも、損とは思わないことだ。
損をするときは、あなたの感情がもうネガティブなのだ。
僕は旅先で出会うキーホルダーとか買ってしまうタイプ。だからもう買うものと決めている。無駄と思える出費をあらかじめ想定している。
そして誰かを喜ばすために使うお金は損ではない、と考えると、損得勘定を超えて豊かになっていく。
なぜなら、お金と等価交換したはずのサービスや物品が、喜びという利子を連れてくるから。プラマイプラス。
僕はよく人に奢る方だが、それで感謝されなくても良い。その人の食費は浮いているし、財布は喜んでるはず、と考える。
そして不思議とその分多くの方に奢ってもらっている。プラマイ超プラス。この利益は誰かにまた還元する。僕はとても運が良い。
なんだ精神論かよ、と思うかもしれないけど、投資や投機においてこれは重要な考えだと僕は思っていて、
人は数字に目がくらんで、急に新しい考えが浮かんでそれを実行してしまったりする。
それは自分の行動のルールを設定できていないから。
だからテレフォンショッピングで買っちゃう人が多かったし、よく調べずにインスタ広告で買うし、株や暗号資産、FXでも間違った売買をしてしまう。利確や損切りをチャートの頂点ではできないですよ。ちょっとでも増えたら良いと思うこと。損をしないこと。
自分の保有している服の量も考えず、新しい服を買うけど、買う前には捨てないと、買ったことで損になってしまうその他ができてしまう。
捨てるのにもお金と手間がいる。
一攫千金など狙ってできないので、目指すはコツコツ。
コツコツ、自分なりの得を積んでいく。すると得は徳になっていって、知らずにお金も増えていく。お金が巡るということを、最近はよく実感します。
そんな感じで僕は素朴に豊かになっていっているなと感じます。お金持ちではないけど、豊かだ。
焦らずゆっくり、この不況を進みましょう。
大事なことはもう一度言う、何に使うつもりか。
僕は社員やスタッフ、関係者、身近にいてくれる人の喜びそうなことを具体的に考えて、事業計画のように目標額を決めて投資したりしている。
喜ばれなくても良い、でも必ず思い出にはなるだろう。
その営み全てがまた、僕の幸せの一つだ。
構成も考えずにダラダラ書いてしまって要点は分かりづらく申し訳なくなりました。時間がある時まとめないと。
けれどそんな感じで、仕事もしている。
僕の制作は僕以外の人の為にある、僕だけの感性で作られるものだ。