日々、僕はデザインとアートについて、そして建築について考えている。

理由は好きだから。


そしてその考えはすなわち、社会や経済について、政治や哲学、人の幸せについて考えることに繋がる。


最終的には小さな自分と、その自分の側にいてくれる大きな人たちについて考えることに行き着く。

堂々巡りではない。


何から考え始めても行き着く先は同じで、

喜んで欲しいと思える人たちに出会えたことがとても大切な事で、

幸せを考えていく末に人の顔が浮かぶことが、すでに幸せの一つになっていることに気がつく。


ONEPIECEで言うと、みんなが目指す最後の島のラフテルは、もしかしたら誰もが通った出発地点なのかもしれない。


建築の名作に母の家が多いことと、関連があると思う。


僕らが目指す先にあるものは、すでに側にあるものだ。

その側にあるものに形を変えて出会い直す事が、仏教の修行だったり、デッサンだったりも似たようなもので、極めて行くには重要なルートなのだろう。


その営みは、数学の証明にも言える。微分や積分、三角関数を通して、最後は綺麗でシンプルな解にまとまる。


人生の真理はとても複雑で、複雑なまま思考していくしかないと思っているけど、

最後に気づく答えはとてもシンプルなのだろうと、予感はしている。


僕はその予感を確かめたくてデザインをしているし、文章を書いている。