言葉にしてみると幼稚で、
不勉強でアナーキーな響きがするんだけど、
あんまりルールが好きじゃない。
でも無秩序を求めているんじゃなくて、
獣道に草が生えないのとかは素敵で、
無秩序そうに見えるけど、そこにたしかに秩序がある感じに魅力を感じる。
散らかった部屋も、積み上げられたゴミの山も、正しさは置いておいて、魅力がある。
そんな些細な魅力を見つけたり作ったりしたくて、物事と世界の動きを観察している。
ルールが好きではないので、考えを押し付けられるのも好きじゃない。
たとえば
売れるカレーの作り方を知りたいのではなくて、
他にない美味しいカレーを作りたい。
評価は作り手の自分とカレーを食べる人、そのカレーを食べる可能性のある人で決めればいい。
まぁそんなシンプルな世界は現状、家の中にしかないんだけど。
そんな私でも、
我流の泳ぎ方で渡れる川があんまりないこと、ルールがすごく便利なのも知っている。
ヤンキーがこぞってルールを嫌がったのにも関わらず、ボンタンでも長ランでも、制服という枠組みからは逃れていないのに似ている。
ルールはなきゃいけない、
でもその中で抗いたい。
みんな同じ服を着るわけではないじゃん
メイクも髪型も、髭もメガネも全部、
あなたに選ばれた末にあなたが身につけているのに、
どれも全部誰かみたいで、ちゃんと人間をしている。
人の考えは大体みんなおんなじなので、
あなたの服の趣味を聞きたいわけではないんだよ。って心では思う。
誰かの受け売りでしかない正しさ。
そんなの非常につまんないっす。
意味とか機能とか技術とか置いておいて、
「新しい」だけでまず価値があるよ。
幼稚だとしても、言葉にしてみると、
一歩踏み出せそうな気がした。
ルールは守る。
でもルールを越えたい。