もやもやするとトイレ掃除をしたり、何かを無心に作り始めるタイプです。
もやもやはトイレに流し、別のクリエイティブな営みに思考を混ぜて手で思考しているのだと思います。
そこに戦略はなく、カツオが泳ぐか揺れる風鈴の様に、ただの夏の習性です。
あるいは、すでに慣習なのかもしれません。
ルーティーンとも言えるかも。
したたかでなくモノを作れることが、幸せです。
「またなんか始まってる」とか「うわ始まっちゃった」とか周りには言われます。
毎日かならず何かを作ると決めたからではなく、ただ生きることが、自分にとっては作ることなのだと実感しています。
お金を得るために作るのではなく、高い木に登るために梯子を発明し、ちょっとした小川を渡るのにもその梯子を使ってみたいのです。
おととい、
アトリエのトイレ掃除を始めたらひび割れた床が気になって、結果スタッフが帰った深夜に、モルタルを25kg左官しなおしました。
仕上げは本日一旦クリアをかけて、床材を貼るかは検討中です。
ひび割れていた床を綺麗にしている途中、トイレのフチの内側の汚れが気になりました。
何があってもトイレだけは掃除しなくてはならないという思いは、バイト時代の経験から来ているものです。
「毎日掃除していればトイレは絶対に汚れない」のです。
しかし、私は毎日掃除できる人間ではなく、それこそフチを覗き込んでまで汚れを確認しておりませんでした。
継続は力なりが一番難し。です。
すぐさまそのこびりついた汚れを落とそうとしました。
落ちません。
陶器にこんなにこびりつくもの?専用の接着剤が付着しているのかと思ったほどこびりついておりました。
げき落ちくんでも全然劇的には取れず、
ブラシでもダメです。
ルーターで削るか?やするか?
でもトイレはキズついたら終わりなんだよなー
コーティングも面倒だしなー
とかまで考えて思考はいったん諦めと買い替えの頭に変わりました。
しかし、ふと思いつきました。
そうだ!!
なぜいままで一度でもこの方法を試さなかったんだろう!と思うアイディアを思いついたのです。
皆様も本日トイレを掃除するとおもいますので、ご紹介します。
1.雑巾でトイレを詰まらせる
雑巾が良いです!
2.流すレバーをちょっとずつ操作し、雑巾が吸い込まれていかない様に気をつけながら便器を水で満たす
(タンクレスの場合はバケツで入れないとダメだと思います)
3.キッチンブリーチをぶち込む
大量にいきましょう
4.漫画を読みながら3-40分待機する
5.粗めのスポンジでこする!
6.ぴっかぴか
です。
雑巾で詰まらせることにより、ほんの少しずつ水は流れていきます。ちょうど30分でフチが露出するくらいにしました。
これ、漂白剤の経験なのですが、漬けているよりも、浸かっている水面の境界線が一番漂白されます。
空気との接地面積の関係かと思います。
ですので、少しずつ水位を下げていった方が効果的なのではないかと思いました。
浸かってるだけでも良いのかもしれませんが、結果は見事こびりついた汚れはすべてなくなりました。
先ほどの話です。楽しい徹夜でした。
漂白剤の匂いって本当に大好きなんですよね。
プールの匂い、清潔の香りです。
あとは余談ですが、パソコン室の匂い。パソコン内部の匂いですかね、あの正体がなんのか知りたいので知っている方はDMください。ものすごく好きです。
新築の壁の匂いも好きです。
一昨日はスキーマの改修した黄金湯まで仕事として視察に行きましたが、サウナの2回戦途中に行ったトイレの壁が良い匂いすぎて、バッチリきまりました。
スキーマは相変わらず良いですね。
同席していただいた名だたる経営者の方々もみんな内装を褒めていて、あーーそーだよねー、と思いました。
帰ってからは奥さんとポテトチップスを食べながら映画を観ました。
つぎ彼女がアトリエに来た時、トイレのフチの綺麗さに気付いてくれたら良いんだけど、気づかれなくても、居心地の良いトイレタイムがある理由の一つに、フチの綺麗さがあると思うから、デザイナーとしてはそれで良い。
友達にちょっとだけ車を貸したら、ガソリンが満タンになっていたり、
黄金湯ではサウナ室のガラスドアの向かい壁に、可愛い犬がこっそり描いてあった。
そういうのが、優れているものだ。