全然書けていなかったのはお盆休みだったからではなく、

仕事の合間で自分を見つめ直す時間にしたかったから。

netflixでナルコスにハマったからではない。

 

でも世間の大半はお休み。みんなどこかに出かけているから、

職場に残された俺はちょっとくらいナルコスってもいいよね。

なんて、そんな誘惑も許される。

 

世間がお盆休みをしてくれるのはとてもありがたい。

自分のペースで仕事ができるわけです。

 

 

芸大時代、毎週木曜日が発表の日で、徹夜明けの発表の後はだいたいみんな家で爆睡していた。

褒められて嬉しい人や酷評されて悔しい人もみんなビールを飲んで家路についた。

根津の居酒屋が大半だったな。猫がいて、卵焼きがふわふわなお店。

 

しかし、そんな木曜日にこそ広い製図室で一人、徹夜で作業するのが好きだった。

コソ勉体質なのだと思う。

それか、一人でなければ真の集中に入れないルーティーンを持っているからか。

どちらにせよ厄介ではある。

 

 

まあそんな感じに、

もっとみんな休んでくれたらこっちは集中できるのになあとか思いながら、

 

オススメされた本や、読みたかった本などを数冊読んだ。

普段はなかなか行かない飲み会にも顔を出し、7年ぶりの友達に会ったり。

高校の同窓会もあった。

久しぶりに親と話したり。ほんのちょっとの時間だったけど。

 

 

自分を見つめ直すというのは、悶々と考えることではなくて、

インプットすることなのだろうと思う

 

好きなものを改めて好きだなあとか

嫌いなものを確かめたり、

 

そういうことをしているとどんどんやる気が出てくる自分を知っている

 

「自分を見つめ直す」はちょっと酔っている言葉な気がするけど、

蓋を開けてみればNETFLIXでナルコスを観ることだったりする。(結論最高)

 

ちなみに全裸監督も観た。(これも最高)

 

あんな良すぎる映像作品を観た後で、民放はどうするんだろうと思う。

圧倒的な差がある中、そんな資金力もない中でどう立ち向かっていくのか、楽しみだし、それは自分のヒントにもなる気がしている。

(でもNETFLIXは本当にすごいんだよなあ、作品にメッセージが込められている。)

余談ばかりだが、いつか、オウム真理教を題材にした作品が生まれたらとんでもなく話題になるだろうし、その作品はきっと賞を総ナメするだろう。

 

 

そんな資金力もない中で何ができるのか。

これはアーティストの命題だと思う。

お金をかければ必ず良いものになるわけではない。

 

今作っている映画館のプロジェクトには、自分のお金を全て投じた。

考えがバカだし、間違っているとは思う。

他人が同じことをしようとしていたら止めると思う。

家を買う頭金にしたり投資したり、自分のためにも使えたお金ではあったけど、よりクリエイティブな未来を想ってためらう事なく使った。

おかげで、映画館を作りつつ通常業務もしなくてはならず、自分の時間は寝る前の一瞬という毎日。

 

でもね、自分の創造性がほとばしるくらいの衝撃を受ける出会いだったので、始めてしまった。

 

到底僕みたいな貧乏人一人の財力では賄えないくらいのお金がかかるため、

今は今月末開始予定のクラウドファンディングの資料を作っている。

 

クラウドファンディングでは200万円~300万円を目標にしていて、もちろん、かかる費用に対しては圧倒的に足りない。

でもこの金額で、映画館の椅子やキッチンを充実させたいと考えている。

 

なんていうか、計画する仕事をしているからこそ言うのだけど、

全てを計画していては一生抜け出せない段階がある。

 

間違っていていいし、馬鹿でいい。

高校3年の時くらいから、失敗を怖いと思ったことはない。

失敗した瞬間出てくるアドリブや臨機応変な脳みそのばちばちで、傑作が生まれる事ばかりだった。

 

あと単純に方法を探っている時の会議が好きではない。

あああしよう、とかこうした方が良いとかが、昔から好きになれない。

 

僕はとにかくなんでも良いから実行したい。

実行症候群とでも呼んでほしい。

この病的な性質のせいで、周りからはよく引かれる。

 

 

だから、どうぞ僕を実験台にしてみてください。

 

今後どうなるか、

このブログを読んでくれる数少ない心優しい皆様がいつか、他のメディアでうちの映画館を目にすることがある様に、手を抜かずに進めていきたい。

 

いつかブログにもちゃんと書かなきゃと思っていたこの映画館のお話は、今月末にも書きます。

クラウドファンディングに協力してください、ということではないです。このブログを読んでくれている皆様には、僕のできる限りの感謝を、自分をさらけ出すことでし続けたいと思うだけです。

 

だからここで、僕の挑戦を見守ってくれると嬉しいです。