ポピュリズムについて興味がある
芥川龍之介的に言うならば、ポピュリズムは一箱のマッチのようだ

「重大に扱うのはばかばかしい。
しかし重大に扱わなければ危険である。」




れいわ新撰組の話をしたいのではないけど、
最近は前にも増して、
バズる、炎上するという動詞が散見されるなか、

既に好評価されたものに対して悪評をつけると攻撃され、その逆もしかり、

人気が人気を呼んでいる。
また、悪評が悪評を呼んでいる。

吉本騒動もそう。半さんもそう。

これは社会学的にも言われていることで、最近の事ではなく、
人気な人がさらに人気になる理由は、人気だから、というのがある。

芸能人でいうと、話題沸騰中!などの枕詞で各メディアで露出が多い人は、人気が出る。
さらに露出が増える、認知度が上がる、という仕組み。ボロを出さなければ長くやっていける。

シャンプーとか、中吊り広告とかも同じ。

売り上げNo.1!みたいな宣伝文句は、
売り上げNo.1になりたいから書いてある。

マクドナルドのナゲット事件があったとき、売上が落ちたのも同じこと。
あのとき、問題のナゲットは日本に入ってきていなかったことを多くの人が知らず、ナゲットを買うことをやめた。


これは、情報商材も似たような仕組み。
儲けたいから、あなたも儲かります!と言う。

これらの流れに、SNSやニュースへのコメント機能などが大きく関わっている。

「可愛すぎると話題に」とか、こんなコメントが多数寄せられている、みたいなネットニュースは、すこし扇動的すぎる。
それを真に受ける人の多さにも飽き飽きしていて、全部PR会社の回し者だと思うことにしている。


そのことなかれ主義、自分の中の軸が無さすぎる感じやめません?とは思うけど、

これは教育改革だけで何とかなる話ではないし、そもそももっと加速していくんだろうと、令和が言っている気がする。

今は日韓関係が最悪で、その複雑に絡み合う問題は簡単には理解できない。
もしもこの問題をポピュリズム的にこなしていくならば、大変な事態になる。

いまの外務大臣は河野太郎氏。
僕の地元の政治家だ。

今はすこし矢面に立たされている。いろんな記事を読むに、どうやら一般常識に欠けている人らしい。

彼は先日韓国大使に「無礼だ」と言って物議を醸している。

でも、彼が外務大臣になったサプライズ人事の際、メディアは物怖じしないことを評価していなかったっけ?


高校の頃、
選挙実施の見込みがないときでも、河野太郎は平塚駅の南口、あのちいさな町でひとり、おはようございます、と声がけをしていた。
いってらっしゃい、と雨の中でも言っていた。

小学生の頃、
地域のちいさな餅つき大会、20人くらいしか集まらないそれにも、太郎は来て餅つきをしていた。

選挙権のない僕らは、なんだこの知らないおっさん、というテンションで彼を太郎と呼んでいた気がする。

思い出があるから支持したい、というのではないけど、一般常識とても大事だけど、
保身に走る人より、駆け抜ける人が好きだな。


でも賛同を得られなければ、ただの狂犬として扱われてしまう。
加藤の乱と聞けば、泣き顔をした政治家の顔が思い出される。

彼らは、革命を起こそうとした人だった。

僕は建築の事を考えていて、
政治との共通性をよく見つける。

事なかれであるかぎり革命は起きない。
もっと批判されないといけない。