晴れた日は畑を耕して
雨の日には本を読む

晴耕雨読という言葉を、父がよく口にしていた。学生時代の生活スタイルだったとか

だからか、雨が降ると本を読みたくなる
くたくたのソファにすっぽりはまって毛布をかけて、冷えたカフェラテとたけのこの里を脇に置いて本を読みたい
その横に猫がいたら言うことなし

が、
もちろん叶わず、相変わらずの打ち合わせが終わった後は、現場の施工を少しして、事務所に戻ってからは床を貼ったり、終わらない図面書いたりモルタルを左官したりして、今はグミを食べている。

そういえば今日は、ローソンのばかパンしか食べてない。あとこのグミ。ハリボ。


一時期、小説を読まなくなったことがあって、
ふと自分の心が狭くなっていることに気づいた

ビジネス書は勉強になるし、人が代わりに考えてくれたことや実践してくれたことを、時間をかけずに経験できるようなものなので、とても良い。


しかし、
このとき、小説を読むことがどれだけ大切かを知った。小説は、感性が冴えるのだ。

小説を読むとよく考えるようになる。
道ですれ違うおじさんに想いを馳せたりする。
熱いシャワーとか、缶ビールのプルタブとか、
ゴミ箱から外れたままのユニクロのタグとか、
そういうものが意味を持ち出す。

小説を読むと、他人に優しくなれもする。
自分が客観的な「自分」になるからかもしれない

人の感情は言語化しないと自覚できないと、昔に習ったことがある。

頭で言語化して考えていれば、インプットの仕方が変わるのだと思う。


言語化して初めて自覚する、と書いたけど
それで言うとぼくはいま、本当にたけのこの里が食べたい。コンビニでカフェラテも買って、本を読む時間にしよう。

そのあとちゃんと仕事に戻りますので、許してください。雨も降ってることですし。