こんにちは!学生デザイナーの元木優人です。

 

先日、あることがきっかけで、映画『何者』を観賞したんですね。この映画は、朝井リョウさん原作の小説で、現代の就活生の葛藤を描いた作品なのですが、これがリアルすぎて、もはやホラー映画(褒め言葉です)でした。

 

この映画は、結構前に映画館でも観賞しました。当時は、就活なんてずっと先のことだったから、全く実感がなかったんですね。メインは人間関係で、就活はサブポジションみたいなイメージです。だから人間性に注目して観ていたわけです。

 

ところが、今回は全く違う印象を受けました。大学3年生になって、就活を意識するようになってから観ると、びっくりするくらい心にグサグサくるんです。しかも、その世界観がリアルすぎて、ドキュメンタリー映画なのかと感じるくらいです。

 

このように、観た時期によって異なる感想を抱くことができる映画は、とてもいい作品だと思います。就活生のみなさんは、この時期にしか味わえない感覚に陥ると思います。よかったらぜひ!

 

 

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価値観をしっかり分析すれば、自分がわかってくる

 

前回に引き続き、「『個性、強さ、価値観』この言葉を説明できますか?」ということについて書いていきたいと思います。今回は「価値観編」です。4回にわたってお送りしてきたこのテーマも、今回が最終回です。なんか少し寂しく感じるのは、きっと僕だけですね。

 

「価値観」という言葉を説明するのって、すごく難しくないですか?僕はこの3つの言葉の中だったら、最も難しいと思っています。これもまた、ググってみると、「何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方」と表示されます。お、これは思っていたよりも、意外とわかりやすいかもですね。

 

僕が授業で教わった内容に近いです。つまり、「良し悪しの判断軸」ということだと思います。めちゃ簡単にすると、「好きか嫌いか」ってことですね。これを聞いた時、「え、そんな意味だったのか...」となんだか安心しました。

 

しかし、言葉の意味を理解しても、そこからが深い。自分の全ての意思決定は、この価値観によって決めているといっても過言ではないからです。

 

例えば、僕は映画が大好きです。今年はあまり観賞できていませんが、去年はかなり映画を観ました。なぜ映画が好きかというと、この世で最も多くの人が関わり、それぞれの想いがギュッとひとつになった、努力の結晶だからです。しかし、映画をあまり観ない人もいるわけです。僕の友人は、物語などをあまり見ないらしく、映画の話はあまりしたことがありません。

 

このように、それぞれの好き嫌いがあり、価値観は異なるわけです。

 

就職活動においての価値観は、「働くうえでその企業が、好ましいか、好ましくないかを判断するための軸」となるかと思います。これまで自分を形成してきた価値観を分析し、なぜそのように考えるようになったのか、きっかけは何か。それらをしっかり考えた上で、企業と自分がマッチしているかを見極めるべきでしょう。

 

そして、企業に就職することがゴールではないということ。自分の出したい結果や達成したいことがあるから、企業に行く。あくまでも、自分の理想状態への通過点でしかない。このマインドが大切であることを、学びました。

 

 

 

 

あと、自己分析は、一人で紙に書くよりも、「何かに挑戦していきながらやるといい」とおっしゃっていました。誰かと話したり、何かに取り組んでみたり、そうしていく中で、本当の自分がわかってくるのではないでしょうか。自己分析は死ぬまで終わりません。生きている限り、ずっと続くものです。その覚悟を持って、一歩を踏み出していきます。

 

 

まとめると、価値観というのは「自分の好き嫌い、好ましいか好ましくないかの判断軸」ということです。自分はどんなことに対して、好きと感じるか、なぜ好きなのか。ひとつの価値観に対して、5回はなぜ?を繰り返していきたいと思います。

 

 

 

 

さて、計4回にわたって書いてきた、今回のシリーズですが、これにて完結です。息詰まった時は、自分でこの投稿を見直して、初心に返ることができればと思います。1回目にも書きましたが、これは誰かのためというよりも、自分のためです。もし、そんなこの記事が、誰かのお役に立っていたら、それほど嬉しいことはありません。

 

過去3回分の内容を以下にまとめたので、未来の自分よ、しっかり省みなさい。

 

【個性編はこちら】

 

【強み編はこちら】

 
【番外編はこちら】

 

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!

では、また!

 

 

元木優人