2012山陰4 カフェ「遠音」 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

 

8/9(木)③
 今度は山陰道に乗り、米子南で降りた。事前に調べておいたカフェ「遠音」を目指したのだが、まずは日野川づたいに今晩の泊まり場を物色、堤外地の草原にいいところが見つかった。今日はよく晴れて暑いが、風があるから、川べりならまずまず快適に寝られるだろう、と目算を立てる。


 「遠音」は国道102号沿いというが、その102号が見つからない。やっと見つけてたどっていくが、いつの間にか見失うという事態には、何かうまくいかない感じがつきまとう。もう諦めて温泉にでも行くか、と戻ったところへ再び102号の標識が現れた。


 これで休みだったらもう、踏んだり蹴ったりだったが、「遠音」は慎ましく我々を迎えてくれた。


 こぢんまりとした店だが、シンプルな内装に趣味の良さが感じられる。奥のカウンターにターンテーブルが2台、常時どちらかが稼働している、今時珍しいアナログレコードの店だ。

 

 スピ-カーはビンテージものらしいユニットが、後面開放型のエンクロージャーに収まったフルレンジ一発使い。音は強調感のない、聴き疲れしないものといえそうだが、高域がちょっと控えめ、低域の量感はあるが、一息キレが欲しいかとも思った。もっとも、昔のジャズ喫茶のように大音量で聴かせようというものではなく、鑑賞も視野に入れてはあるが、BGMとして過剰にならない、という線を狙ってもいるのだろう。アンプは管球式。

 

「カフェ遠音」前にて


 出されたコーヒーはおいしく、ゆったりしたジャズが流れて心地いい。近くにあればたびたび訪れたい店と感じた。店主と話してみたい気持ちもあったが、きっかけが見いだせないまま店をあとにした。

 

cafe遠音のブログ。かつて覗いていたHPは閉鎖されていた

 

 夕食の仕入れは米子駅前のジャスコ、「客が少ないのに驚く」とメモが残る。そして皆生温泉の日帰り入浴施設「OU(オーユ)」へ。ここは名前のとおり大きな店である。4年前に来たときは駐車場が満杯で大混雑、結局入らずによそへ回ったのを思い出す。350円の低料金で浴槽も5~6種類はあり、なるほどこれなら人気が出るだろう。サウナもあるが、さすがに別料金だった。

 

皆生温泉の日帰り入浴施設「OU(オーユ)」(OU HPより転載)


 テン場は日野川河川敷の広い草っ原、道路からも遠く、風が心地よい。9号沿い、北栄町の道の駅で買った「北条ワイン」は、地場のワイナリーで醸造している。辛口でなかなかいいと思ったら、章子はちょっと香りが気になるという。もしかしたら保存状態の問題だろうか。まったく同じ銘柄で、ラベル違いのワインがジャスコにもあったが、ラベル変更前とすれば、これはちょっと古いものかも知れなかった。

 

 

 

 

 

2012夏 山陰の旅第2弾 5につづく