2023大阪の旅8
夜の天神橋筋商店街2
1/3(火)
この商店街は、ガイドブックに日本一長い、と紹介されるものだけに、この時刻にどんづまりまで行くのもはばかられ、南森町駅の手前で引き返すことにした。
角に何カ所か設置されたゴミ箱は凄いことになっている。
ゴミ箱のキャパは明らかに不足
依然として晩飯のめどが立たないままだった我々は、帰りしな、店先に出している唐揚げの露店にいた女の子の、「店内にご案内できますよ」という言葉につられた。
「ご新規お二人」のかけ声に迎えられ、店の2階に案内されてみると、この店はかなり空き席があり、なあんだと思ったが、卓上には年末年始は限定メニューが示され、たいしたものがない。とりあえず焼酎のお湯割りを頼んで、山芋のわさび漬けの他、なんこつの唐揚げ、カキフライなどというありきたりのものを注文、しばしの時を過ごした。三賀日はまあ、こんなものかも知れない、という諦めは当初からあった。
なんて店だったか記憶にない。正月のメニューはありきたりなものがちょっとだけ
ほろ酔い加減で店を出ると、さっきの女の子が寒そうな様子で、まだ唐揚げの露天で店番をしていた。この時刻だから寒いのは当たり前だが、唐揚げいかがですか、の言葉に、少しは愛想を見せてあげればよかったかな、とちょっぴり後悔した。
ホテルへ向かう帰り道、商店街からちょっとだけ外れた場所に「イオン・光洋」というスーパーを見つけた。部屋で飲み直そうじゃないか、と話していたところに丁度現れた格好だ。ホテルの隣はコンビニだから、そこでいいだろうと踏んではいたが、二人とも異郷のスーパーには興味がある。
ここでは、割合に目立つ場所に「ナッツスナッキング」という、まあおつまみの一種だが、そのシリーズが、ざっと目に入った限り、ずらりと10数種類は並んでいる。大分販促に力が入っているようだ。
ミックスナッツにドライフルーツを加えて一工夫した製品らしく、ビールやワインのアテにはいいかもしれない。カカオニブカシューナッツ&フルーツと、ハニージンジャークルミ&フルーツの2種類、それに蒸留所が鳥取にある「松井ウイスキー」の「山陰」を選んだ。
部屋で再び一杯やろうなどと言っても、酒には弱く、いつもならすぐに寝てしまうのがオチ、というオレだが、昼にちょっとアルコールが入ると、どういうわけか飲める身体になる。肝臓の機能が活性化するのだろうか?このメカニズムは是非、どなたかに教えて欲しいところだが、そんなわけで、早くもウイスキーは1/4ほどが空いてしまった。
最近日本のウイスキーがブームらしい
しかしこの「山陰」、700CCのボトルが¥1300足らずという安酒にしては充分旨い。店ではジョニーウォーカーの黒とどっちにしようかと迷った。ほぼ半額のこれがジョニ黒に匹敵するとまではいわないが、少なくとも安ウイスキーを飲んでいるという感じはしない。これまでにここの酒は、「倉吉」・「鳥取」・「鳥取バーボンバレル」と飲んでみたが、いずれも同価格帯のスコッチウイスキーに劣らない印象である。松井ウイスキー、侮りがたし。
2023大阪の旅9 大林組旧本社ビルにつづく