2015春の琵琶湖12 湖畔のテン場 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2015春の琵琶湖12
湖畔のテン場

4/3(金)⑦
 夕食の買い物は彦根のイオンタウン、スーパーは、昨年夏に行った萩にあったのと同じイオン ビッグエクストラ。関東では見かけない店だ。山口を旅したとき、萩の店舗に入ってみたところが、ほとんど買うべきものが見あたらなかったという記憶があり、この店にも期待していなかったが、意外にも豊富な品揃え。琵琶湖産の魚の加工品コーナーもあり、スゴモロコの佃煮とモロコの南蛮漬けを買ってみる。鮒寿司や鮎の甘露煮、エビ豆なんていうのもあった。

 

    刺身のコーナーには、鮒の刺身!も置いてあるのですかさず購入。今晩は日本酒に合わせたメニューだが、惣菜類の取りそろえもなかなかに充実していて、「魚介とジャガイモのバジル炒め」などが目にとまり、いっそワインに変更しようかと迷ったりもしたほど。

 

 

「ザ・ビッグ」のうち、6,000m2以上の規模の店舗を「ザ・ビッグ エクストラ」としている、ということだ

 

 昨日と同じかんぽの宿に向かって車を走らせていると、ライトアップされた彦根城が左手に浮かび上がる。今日は白い光に照らし出されているが、昨日は青だったはず。あるいは天気予報に応じて色が変わるのだろうか?とするなら、明日は雨が上がるのかもしれない、と淡い期待を寄せてみたくもなる。


これは青か?(朝日新聞デジタルより転載)

 入浴を済ませ、湖岸沿いにテン場へ戻ろうとするが、フロントガラスに油膜が付いたようで、暗い中の雨、視界が悪く運転しづらい。クリンビューはどこで売っているだろうかと長浜の街中に入っていく。ホームセンターを検索して行くが、途中に大きなヘイワドーがあったので、ここでいいや、と入ってみる。もうすぐ8時という時刻で、ホームセンターがすでに閉まっている可能性も考えたのだった。

 

我々の世代なら、自動車フロントガラスの洗浄剤として真っ先に浮かぶ商品はこれ!

 

 クリンビューありませんか、と店員に聞くと、あちこち問い合わせをしてくれたが、置いていない、という返事。仕方なくガラスクリーナーの売り場で、同じような缶のタイプのものを探し、見てみると、用途に「自動車ガラス」の記載があり、これでいいや、と早速駐車場で使ってみる。泡の出具合が若干弱いが、問題なく油膜が取れ、これですっきりした気分になった。これにはスクラビングバブルと宣伝文句があった。

 自動車用品としてのクリンビューは、運転席からフロントガラスに吹き付ける用途を考え、泡がかなり遠くまで届くように設計されているのだろうが、油膜取りの能力自体は、一般のガラスクリーナーでも遜色ない感じだ。もう今は放映していないが、昔見たコマーシャルが何時までも頭に残っていて、「雨と車とクリンビュー」のキャッチフレーズとともに、車にはこれ、という固定観念があったみたい。

 テン場に着く頃には雨は止み、濡れながらのテント設営は免れた。天は少しだけ我々に味方しているのだろうか。遠くからカエルの鳴き声が聞こえてくる。

 金亀はもっとキンキンに冷やしたい、とは章子の弁。なるほど、甘口だからそれは頷ける。18度ほどある生原酒だ。もう1本四合ビンの日本酒を買ったはず、こちらは辛口、「さっぱりとおいしい」と章子のメモが残っているが、ただ、今となっては酒名が思い出せない。


この時の写真はこれだけだった

 テントには蚊に入られてしまい、食われてかゆい。明日の朝、見つけてつぶしてやる、などと思いながら寝入ってしまった。



2015春の琵琶湖13 テン場の朝につづく