2017広島3
鞆の浦1 鞆の津ミュージアム
1/4(水)②
広島空港到着は10時を少し廻った頃、日産レンタカーのカウンターに人がいないので先にトイレに行ったが、これがもとで他の客を待たせることになったのは不覚だった。
ワンボックスで連れて行かれた営業所は滑走路を隔てた向こう側、空港に隣接した場所にあった。ここで借りたのは日産ノート、パワーはないが実用に不足はない。ドアを閉めるときの音がちゃちなのが、それなりのクラスの車であることを思わせる。
まずは高速に乗って鞆の浦を目指す。ナビの示す出口が福山東インターなので、前に一度福山に寄った時、昼飯を食べた「阿も珍」の店がないだろうかとスマホで検索すると、ちょうど鞆の浦へと向かうルートの途中に店舗があった。以前の印象からすれば、近辺で大きくチェーン展開している店なのかと思っていたところが、調べてみると福山に3店舗あるだけなので、途中にそのうちの一店が見つかったのはラッキーといえた。
初めて福山に寄って「阿も珍」に入ったときの記事はこちら
高速道路上にて
平日の12時前というのに、阿も珍の駐車場は一杯、店内では既に待ちが発生しているではないか。幸いにカウンターがすぐに空いた。
カウンターがすぐに空いたのはラッキー
注文したのは、定食と2種の丼、それに定番「ちーいかの天ぷら」。期待に違わず、どれもおいしく頂いた。
「ちーいかの天ぷら」。ここに来たらこれはマスト!
「小魚 阿も珍」というのがこの店の正式名称のようだ
鞆の浦は、一見した限りではなんてことのない港町だ。散策のために土産物屋に車を入れ、1000円払うが、いくらかでもここで買い物をすれば500円キャッシュバック、というシステム。ここから路地に足を踏み入れる。すると何となく昔の風情を残した街並みが続き、まずは大きな土蔵を改装した美術館に行き当たった。「鞆の津ミュージアム」である。土産物屋さんにあったここのパンフレットが中々に魅力的、往年の横尾忠則を思わせるデザインがいい。しかも美術館は無料とくれば、まずこれに入らない手はない。
美術館は、古い土蔵を改装したもの
スリッパにはき替え、上がるとカウンターにはおじさんがいて、展示案内とアンケートを渡され、どうぞと招き入れられる。「身体」をテーマにした、という展示は数人のアーティストが関わるものだが、部屋を一杯に使ったインスタレーションや、モニターを併用した作品など、そこそこ面白いものだった。壁に展示された漫画作品など、克明に見ていけばもうちょっと楽しめたのかも知れない。
展示室一杯に広がるインスタレーション。記憶の中ではタコになっていたが、写真で確認すると大蛇か?
モニターを併用したお面の展示
入場無料ということもあり、ここがどういう組織で運営されているのか分からないが、やりようによっては面白い展開が期待できそうな施設である。少なくとも、土蔵の建物は外観からしても雰囲気はバッチリ。
古い建物をうまく生かした「鞆の津ミュージアム」
2017広島4 鞆の浦2 沼名前神社につづく