2017広島3 鞆の浦1 鞆の津ミュージアム | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

楢丁(YOUTEI) 旅の話

趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2017広島3
鞆の浦1 鞆の津ミュージアム

1/4(水)②
 広島空港到着は10時を少し廻った頃、日産レンタカーのカウンターに人がいないので先にトイレに行ったが、これがもとで他の客を待たせることになったのは不覚だった。

 ワンボックスで連れて行かれた営業所は滑走路を隔てた向こう側、空港に隣接した場所にあった。ここで借りたのは日産ノート、パワーはないが実用に不足はない。ドアを閉めるときの音がちゃちなのが、それなりのクラスの車であることを思わせる。

 まずは高速に乗って鞆の浦を目指す。ナビの示す出口が福山東インターなので、前に一度福山に寄った時、昼飯を食べた「阿も珍」の店がないだろうかとスマホで検索すると、ちょうど鞆の浦へと向かうルートの途中に店舗があった。以前の印象からすれば、近辺で大きくチェーン展開している店なのかと思っていたところが、調べてみると福山に3店舗あるだけなので、途中にそのうちの一店が見つかったのはラッキーといえた。

 

初めて福山に寄って「阿も珍」に入ったときの記事はこちら

 

 

 

高速道路上にて


 平日の12時前というのに、阿も珍の駐車場は一杯、店内では既に待ちが発生しているではないか。幸いにカウンターがすぐに空いた。


カウンターがすぐに空いたのはラッキー


 注文したのは、定食と2種の丼、それに定番「ちーいかの天ぷら」。期待に違わず、どれもおいしく頂いた。


「ちーいかの天ぷら」。ここに来たらこれはマスト!

 

「小魚 阿も珍」というのがこの店の正式名称のようだ


 鞆の浦は、一見した限りではなんてことのない港町だ。散策のために土産物屋に車を入れ、1000円払うが、いくらかでもここで買い物をすれば500円キャッシュバック、というシステム。ここから路地に足を踏み入れる。すると何となく昔の風情を残した街並みが続き、まずは大きな土蔵を改装した美術館に行き当たった。「鞆の津ミュージアム」である。土産物屋さんにあったここのパンフレットが中々に魅力的、往年の横尾忠則を思わせるデザインがいい。しかも美術館は無料とくれば、まずこれに入らない手はない。

 

 

美術館は、古い土蔵を改装したもの


 スリッパにはき替え、上がるとカウンターにはおじさんがいて、展示案内とアンケートを渡され、どうぞと招き入れられる。「身体」をテーマにした、という展示は数人のアーティストが関わるものだが、部屋を一杯に使ったインスタレーションや、モニターを併用した作品など、そこそこ面白いものだった。壁に展示された漫画作品など、克明に見ていけばもうちょっと楽しめたのかも知れない。


展示室一杯に広がるインスタレーション。記憶の中ではタコになっていたが、写真で確認すると大蛇か?

 

モニターを併用したお面の展示


 入場無料ということもあり、ここがどういう組織で運営されているのか分からないが、やりようによっては面白い展開が期待できそうな施設である。少なくとも、土蔵の建物は外観からしても雰囲気はバッチリ。


古い建物をうまく生かした「鞆の津ミュージアム」



2017広島4 鞆の浦2 沼名前神社につづく