2019 筑波・土浦・笠間14
土浦市立博物館
5/2(木)③
太鼓楼で買った入場券で博物館の本館にも入れるというのだから、これは格安。亀城の大名、土屋家は、代々風流な趣向を持った家柄、刀剣や茶道具のコレクションがたくさんあるらしい。
土浦市立博物館入り口。太鼓楼の入場券で入ることが出来る
入ってすぐに展示されていた軸物の水墨画には、馬が描かれていたが、これが将軍綱吉の手になるものという。絵として特に優れたものでもないが、直々に拝領した品、ということだろう。ずらりと広げられていたのはここ亀城を含む街道筋を描いた巻物、¥105の入館料にしては見応えのある展示だ。
五代将軍綱吉筆
2Fは、「空都土浦」をめぐる日露戦役~太平洋戦争~戦後までの写真や書類(手紙・証書・米軍の撒いたビラなど)の展示、これがなかなかに興味深い。予科練兵学校のあったところ、という土地柄だが、展示品に添えられた解説は、健全な批判精神に裏付けられた、好ましいものだったと記しておこう。
さて、これからどうする、ということで、笠間を目的地にする方針を決定。章湖がバスツアーで行ったことがあるという「笠間出雲大社」をナビに入れて車を走らせる。
途中で寄った、駐車場に大きな看板の「手打ちそば島村」は、見事にハズレ。歯ごたえ、香りともに乏しいそばは、短いものがかなり混じっていて、つゆも薄味、好みとは正反対の方向。天ぷらの揚げ方は悪くなかったものの、カツ丼もタレの出汁が効いていない上にしょっぱいばかりで、とても及第点はつけられない。こんな店にも客がついていることに不思議を感じたが、好みの問題なのだろう。
ここの蕎麦は我々の好みと違った
2019 筑波・土浦・笠間15につづく