2016 紀伊半島の旅60 田辺市立美術館 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2016 紀伊半島の旅60 

田辺市立美術館

 

8/17(水)⑧
 少し南下した立地に、田辺市立美術館がある。なんば焼きの「たな梅」の店で、招待券が一枚だけ残っていたのを貰って来ていたが、これで二人入ることが出来た。ということは600円×2で、なんば焼きの分がほぼリカバー出来たということか。

 

                     田辺市立美術館にて


 展示は、佐伯祐三らが興した結社「1930年協会」の作品が主体。照明が若干落とし気味のなか、絵の色彩も暗いものが多い。具象絵画の、当時のヨーロッパで流行していた「フォービズム」、あるいは「印象派」に影響を受けた作風が多かったように思う。

 

 展覧会は、ほとんどの場合が撮影禁止、少し時が経つと、個々の作品によほど強烈なインパクトでもないと、何となくの印象しか残っていず、こんな感想しか書けないことになる。

 

※以下の画像はあとから手に入れた

 

1930年協会時代の佐伯祐三の絵「リュクサンブール公園」

 

佐伯祐三

 

 

児島善三郎

 

児島善太郎


 図録や画集のあるコーナーのソファでしばし意識を失う。暑い盛りにテント泊を続ける旅は疲労が溜まっても、ホテルに帰って一休み、なんてことができない。そんなときに美術館や博物館というのは、時々こんな用途で使えることがあるものだ。

 

 

 このほかにも、田辺市には「熊野古道なかへち美術館」というのが田辺市立美術館の分館としてあるが、今回、こちらは見送ることにした。

 

 

 

 

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