2016 紀伊半島の旅25 柿の葉寿司 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

楢丁(YOUTEI) 旅の話

趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2016 紀伊半島の旅25 

柿の葉寿司

 

8/12(金)④
 せっかく吉野に来たのだから、柿の葉寿司でもつまみたいねと、大渋滞の中、かなり苦労した挙げ句、緩やかな坂にぽつぽつと店が開いている商店街の駐車場に車を入れた。大淀町というところだ。車から一歩踏み出すと、日中の日差しから逃れるすべはなく、そこは灼熱の地獄である。


 「柿の葉寿司」の看板を出す、その商店街にある店に入ってみると、すでに売り切れ、という。何なんだよ、看板の商品がなくて商売が出来るのか、と何ともやるせない。

 

 仕方なく車で街道筋に戻ると、今度は「柿の葉寿司たなか」の看板が目にはいる。トイレもあるという表示に、これだと決め、道沿いにずうっと続く、電柱の看板に導かれて走る。方向は間違っていない確信はあるが、肝腎の店はなかなか現れない。かれこれ4~5キロほどは走らされただろうか、吉野川沿いの街道からかなり山の方に入り込み、もうちょっとでトンネル、というところでやっと店が現れた。

 

かなり大きく店舗を展開している会社。寄ったのは「桜 吉野店」

 

 期待したとおり、店にはイートインのコーナーがある。章子も幾分か食欲が戻ったようで、季節限定というアナゴ寿司と、定番柿の葉寿司を買い、店内で食べた。お茶のサービスもあり、値段は安いとは言い難かったが、まあ正解だろう。

 

                  「柿の葉寿司たなか」の寿司


 この店のはす向かいにある道の駅が凄い人で賑わっている。観光案内は大きなモニターも設置されていて、設備はかなり充実、「天誅組」の史跡の紹介もあった。幕末の維新に結びつく勤王倒幕運動が動き出す少し前に起こった事件のようで、まあ、そのような思想はかなり以前から底流としてはあったのだろう。

 

 

 「天誅組」については、寡聞にしてほとんど耳にしたことはなかったが、史跡として大切にされ、観光用のモニターでも紹介されているところを見ると、奈良を中心とした地域では、あるいは評価の高い結社なのかも知れない。

 

 

 

2016 紀伊半島の旅25につづく