2018夏の旅 新潟北部~山形中西部(8/9~18)その37
酒田市美術館
8/16(木)①
外は本降りの雨、旅先でこんな風に降り込められると気が滅入る。「しらい自然館」の部屋でテレビを見たり、日記を書いたりで、結局、チェックアウトの10時近くまでぐずぐずしていた。素泊まり二人で¥6000、リ-ズナブルということもあるが、それにも増してお盆の最中にすぐに泊めてもらえたことはありがたかった。
酒田市美術館は初めてである。ここで三館共通券を購入。三館とは、ここの他に本間美術館、土門拳記念館だ。
企画展は「写真家たちの世界遺産」。やはり土門拳記念館との関連か、写真家が捉えた世界遺産の特集だ。カッパドキアやグレートバリアリーフ、アマルフィ海岸のような、自然、人工交えての世界遺産の姿だが、さすがにプロの写真家はいいところを切り取ってくるものだ。
ヤマガタEブックスより転載
常設展示は奥の方の一画で「黒川能」を描いた絵画作品が並ぶ。森田茂という、地元出身の画家の作品だった。油彩の、具象と抽象の間くらいを行く表現、これはまあ、好みの問題だが、さほど惹かれるものではなかった。しかし、黒川能といえば展示館の案内が赤川のほとりにあったのが思い出される。
森田茂画伯の作品。だいたいこんな感じ(オークファンより転載)
しかし、市立とはいえ、実に立派な美術館。エッジの効いたシンプルな外観も好ましい。このようなものが建つためには地域に著名な美術家がいる、あるいは出身ということでもいいだろうが、それが大きな条件になるだろう。
美術館HPより転載
カフェにでも寄って軽食を、と考えたが、ここのはサンドウィッチ程度、後から思えばそれでもよかったのだが。
2018夏の旅 新潟北部~山形中西部(8/9~18)その38 本間美術館につづく