2018夏新潟~山形17 鶴岡散策5 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2018夏の旅 新潟北部~山形中西部(8/9~18)その17
鶴岡散策5

8/12(日)⑥
 さっきの、長山邸跡の説明板に、「芭蕉は内川の船着き場から乗船し、酒田へ向かった」旨の記述があったので、船着き場はどこだったろうと、それらしい場所を見て回ったが、分からず。丁度川が屈曲するところが公園になっていたので、多分そのあたりかなと勝手に想像した。すぐのところに立派な寺があったはずだが、多分門前にあった、藩の重臣の墓があるという説明を読んだだけで、このあたりのことは既に記憶から抜けている。

 

                             長山邸にあった看板


 活気のない商店街を抜けて、市役所の駐車場へ戻る。思えば、風間家住宅や致道館だのと、まだ寄ってみたいところは他にもあったが、そろそろテン場を探さなければならない頃合いだ。


 このあたりの大きな河川といえば赤川だ。かつて友人のOとアユ釣りに来たことがあるが、その時にテントで泊まったこともある。川づたいに北上すると櫛引町に入るはずだが、今はここも鶴岡市になっていた。


 河川敷におあつらえ向きの公園があらわれた。鶴岡の町中あちこちに貼ってあったのは荘内大祭のポスターだったが、赤川花火大会というのが18日に開催予定で、公園では大規模な準備が進められている。これを見る限り、花火大会は相当盛大に行われるのだろうと思われた。まず、仮設トイレの数が、この夏に行った、打ち上げ花火2万発という、古河の花火大会の5倍はある。もっともあそこの場合、花火大会の規模に比べ、トイレが明らかに少なかったから、比較の対象として相応しくないといえた。桟敷の席にはマットが敷かれ、メインの会場はこの周辺と想像された。

 

                 赤川花火大会。このような盛大なもののようだ(じゃらんNETから転載)


 そんなわけで、ここからさらに上流側へ走って行くと、運動公園の芝生の奥に、河原沿いの藪がえぐれた格好になっている一画が見つかった。多分、赤川に降りる釣り人が利用する場所なのだろう、藪の奥にある林には踏み跡が続いている。土手からは広いグラウンドを隔て、もっとも離れた場所でもあり、テントは車の背後にすっかり隠れるだろう。これはいい。


 買い物のできるところは沢山ある。このあたりにチェーン展開する大手スーパーは「ヤマザワ」、そして「主婦の店」。検索で近くに表示された「主婦の店」は、「ミーナ」というショッピングモールの中核をなす存在、うまい具合にコインランドリーもあるではないか。他にもドラッグストアにホームセンターやKFC、そして食堂もいくつか、これで在来の商店街が生き残れるはずはないわな。


 コインランドリーにたまった洗濯物を放り込み、スーパー「主婦の店」へ入ると、いきなり目に飛び込んできたのはチーズのコーナー、ちょっと珍しいほどナチュラルチーズが揃えてある。生ハムの品揃えも充実、馬刺しは5点盛り、9点盛りと用意されている。ワインコーナーは成城石井!章湖の残したメモにはそんな言葉が踊っていた。しかし、カードが使えず、現金精算のみなのが惜しい。


 コインランドリーの仕上がりを待つ間、イートインコーナーで日記を書き、スーパー隣のホームセンターでは電池式のケータイ充電器を買った。これはいつか買っておかなくてはと考えていたもの。このスタイルの旅では、ケータイをはじめ、カメラやヘッドランプなど、充電式の機器は数多く、これを車の充電器一つでまかなうのは正直難しい。従って、汎用性の高い乾電池が使えるものがいい、とは以前から考えていた。


 アウトドア用のコンロもそうだ。カセットガスでもEPIなどの専用品は、確かに高性能なのだろうが、どこででも手に入るというものでないところが難点。その点、ユニフレームの製品は、なんといっても家庭用のカセットボンベが使えるところがいい。冬山の場合はいざ知らず、春・秋の、標高1500メートルくらいで使用する分には何ら不調を感じないし、しかもランニングコストは専用品の1/3程度で済んでしまう。これが我が家の「旅の道具」を選ぶ視点である。



2018夏の旅 新潟北部~山形中西部(8/9~18)その18 湯田川温泉につづく