北鎌尾根
またしても
放置してますが
別に引き籠っていた訳でもなく
いろいろ遊んでました
中途半端に終わってるヨーロッパの画像とかいっぱいありますが
とりあえずは近いところから
片付けていく事にしま~す
いちばん最近のは
先日行ってた槍ヶ岳
自分は高校から山をやってますが
高校時代は貧乏だったせいもあり
行った山は比較的近い南アルプスばかりでした
そうこうしている間に
クライミングが面白くなり
山から遠のいてしまったので
実は槍ヶ岳に登ったのは結構最近のことです
といっても
1999年位の事なので
そんな最近でもないなぁ(^▽^;)
そのころは国体の山岳競技に縦走なるものが有った時代で
選手だった自分は東京のD工さんとトレランって感じで
高瀬ダムから西穂まで行って上高地に降りる
なんてのをやったのが最初です
初日に三俣山荘まで行って次の日は穂高岳山荘
山小屋に泊まったのも初めてで
しかも当時
両小屋とも夕飯はフレンチ風で
食事前にシェフがメニューの内容を説明するという
ちょっと驚きのものでした
そのあと
またD工さんと南アルプスに走りに行った事が有りますが
小屋の夕食の内容が雲泥の差でがっかりした記憶が有ります
北アルプスすげえ!
って思ったものですが
今はそうでもないようですかね~
自分的には赤岳鉱泉が一番いいや
前置きが長くなりましたが
槍ヶ岳
今回は北鎌尾根に行ってきました
今回のメンバーは自分と連れ
そして連れのツイッター仲間やんまぁ君の3人でした
9月9日金曜日
6:00沢渡駐車場集合
前夜の到着が遅れたのもあり
なんだかんだで出発は7時近く
夜中に雨が降ってショボンとなりますが
なんとか晴れて虹が出ました!
直ぐにバスに乗って上高地に移動
…降ってきやがりました(ノ_-。)
まあ今日はそれほどたいした行程じゃないし
ってことで気楽に進みます
横尾では太陽が出てきて
ちょっと期待させられます
雨は本降りになってしまいました(´・ω・`)
小屋内で休憩するも
雨は弱まる気配が無く
正直かなりやる気をなくしましたが
まあ水俣乗越までいってみましょうと
雨の中出発
濡れるの覚悟でしたが
何気に雨は止んでしまい
このあとはずっと降りませんでした
ここからパッと見すぐの尾根に向かって登りだします
途中フィンランドから来たという男性と日本人女性のカップルが下ってきましたが
昨日までは最高の天気で
今日はいきなり天気が悪くて槍に行かずに帰るとの事でした
気の毒ですが
また来りゃいいじゃん!
1時間15分ほどかけて15:25水俣乗越到着
連れは結構きてます…
まこの後は下りだけだし大丈夫!
10分位休憩して
いざ北鎌沢までGO!
みんな使う道なのに
なんかとっても道が悪い
自然ペースはゆっくりに…
1時間くらいで着くかもって思ってましたが
ちょっと無理?
なかなか進まないです
なんかあんまり進んでない??
でも1時間くらい降りた所なんですが…
この後は危険も道の迷いも無いと判断して
テントを張るために先に行きましたが
テント張った後に連れを迎えに行って
戻ったのは18:00位でした
寝不足もあり
ご飯食べてとっとと就寝
9月10日土曜日
5:00には出発するつもりで3:30に起きるはずが
あろうことか2度寝してしまい
起きたのは4:20頃 (;´Д`)ノ
結局出発は5:20でした
イイ天気の予感です!
途中から右俣と左俣に分かれる感じです
左俣の方が若干広いので
分岐には注意が必要です
迷ったら右ってとこですか
左股に行ってどうなるかは知らないけど…
沢は苔むしている感じではないですが
気持ちのいい登りってわけではないですね~
出合にテントを張っていたのが4組?
他に貧乏沢を降りてきた2組の
6組でしょうか
後ろに見えるのは
唯一自分たちより遅かった高齢者のパーティですが
無事に槍までたどり着けたのでしょうか…
…て言うか北鎌のコル近くまで水が出てました
ハイドレーションの水が勿体ないので
ここでいっぱい水分補給!
この辺まで来ると
だいぶ明るい雰囲気です
ここには4人用テントが張れそうなくらいの平らなスペース
水もちょっと下にあるので
ここまで来て泊まるってのもありかもです
奥秩父とかとなんら変わりません
開けた場所に出ました
向こうに見えるのは独標ですかね
結構遠いです
にしても
とってもイイ天気です!
ようやく見通しの良い所に出ました
独標が見えるのみ
立っている所の向こうは空間で
下までスッパリ切れてます
こんな感じのが結構あります
ま簡単なのでロープとかはいらないかな
ちなみに今回
ロープとか持って行ったけど
結局使いませんでした
基本目印のペイントも鎖もありませんが
所々古っぽいフィックスが残っています
正直回収してほしい
途中から上を目指す
てな事何かで読みましたが
気が付いたら終始巻いてたようです
インカトレイルみたい
やんまぁ君はコーナーになんとかラインを見出そうとしてますが
結局ゴボウに
実は左から3級程度のクライミングで抜けられます
でも靴の性能で全然体感グレードは違うでしょう
今回自分と連れは
ファイブテンのガイドテニーで来たのですが
歩きには全然向いてません
前回飛騨尾根に行った時に初めて使ってみて
やけに足が疲れると思って
スーパーフィートを購入して入れたのに
…それでも駄目でした
歩きならトレランシューズの方が遥かにマシです
でクライミングはと言うと
全体に柔らかすぎるので
歩きを考えたサイズだとつま先が負けてしまって
これまた疲れます
実はおかげで足底筋膜炎が悪化してしまいましたo(TωT )
買った時は最高だと思っていたのですが
ちょっと…もう山では使いたくありません
来年は
ガンダルフでも買うかなあ
て事で
クライミングは問題なく
積極的に岩場を通りたい訳ですが
やんまぁ君は普通の登山靴
結果歩けるラインを探して進みました
足が遠くてちょっとヤラシイ
きれい
上にあがって行くとコルに出て
更に進むとちょっとしたピークに着きました
なんと通り過ぎていました
どこかで上に登らなくちゃならなかった訳ですね~
確かに
登れば簡単そうな所はいくらでもあって
その方がむしろ安全で楽しかった気もしますが…
まあこれはこれでOKです
で正面を見てみると
かっこいい槍ヶ岳が目の前に!
昨日の時点では
今回こんな景色は見れないと思っていたので
嬉しいo(^▽^)o
先行パーティも見えましたが写ってるかな?
到着したのは11:35くらいだったので
ここで昼食にしました
いや十分十分
昨日通って来た水俣乗越からのガレも良く見えます
…意外と長い
この場所には(多分P11)1時間近く居て
12:30頃出発
頂上まだ随分遠くにあるような…
一応今日は肩のキャンプ場まで行く予定ですが
連れの消耗が激しくスピードがでないので
時間次第では北鎌平泊も視野に入れて進みます
どれが正しいとは言い切れないっぽいですが
一応一番易しそうなところを進みます
こんなボロいガリーも
まあ慎重に下れば問題なしですわ
独標も結構むこうになってきました
見るからにザレた部分…の手前か
今回通った中で一番悪かったかもしれません
多分通常は
ちょっと右に進んでちょろっとクライミング
てな感じだと思うのですが
左から回って行けるようだったので
行ってみました
まず下に降りる所の岩が脆い…
更にトラバースの足場がグズグズで
崩れて落ちて行ってしまいそう
な感じで
妙に悪かったです
全員無事に通れたので
問題無いっちゃあ問題無いですけどね~
ボロくて嫌でした
ここを過ぎたらトレースもはっきりしてきて
迷うことなく進めました
右っ側が切れてて
結構躊躇してました
スタンスあるから簡単なのに
いろいろ考えると怖くなっちゃうんだよな~
以前剣岳行った時のように
口でギーギー鳴いたら
超見てました
また惚れられたか( ̄▽+ ̄*)
インカトレイル~
気が付いたら北鎌平さえも巻いてしまい
西鎌尾根に出てしまいそうな勢いだったので
岩がゴロゴロしているあたりで尾根に向かいました
迷ったら尾根筋が正解だったようです
楽しそうなところを
何気に結構パスしてきた気がします
で尾根に出たら北鎌平でした
時間は16:30
進めば小屋まで辿り着きそうですが
こんないい天気の土曜日
小屋のキャンプ場はいっぱいで場所を探すのが大変であろうと推測できる点
更に到着は日没後であろう点
なにより連れの消耗が激しい点等考え
水分が十分な量有ったのもあり
ここに宿泊する事にしました
雪が有ればいっぱいテント張れそうだけど
夏は4張り位が限度っぽいです
テントを張っている時
下から登って来る人が2人いて
聞いたら今朝中房温泉から入って槍の小屋まで行くんだとか
で更に良く聞いたら
一人はライターさんで実はやりとりしている人
もう一人は信越5岳に出るランナー(実は山岳ガイド?)で
相当速い感じでした
二人ともちょっと休憩したら
そのまま頂上を目指して登って行きました
帰ってから岳人見たら
何気に表紙に出てましたね~
この二人はいつも一緒に登ってるっぽいです
わかんねーや
ちょっと酔っぱらって
19:00頃就寝
あすは天気が良ければ
日の出を待つ人々の中
頂上にたどり着くハズです
でも天気崩れるとかつぶやいてる人がいて
ちょっと雨の覚悟も…
まあなるようにしかならないのです!
9月11日 日曜日
天気は
とってもイイっぽい!
こんな時間からヘッドランプ頼りに登るなんて
…マッターホルンみた~い (・∀・)
ここいらは岩も硬く
快適です!
なんか光が神々しい(ノ゚ο゚)ノ
と言っても3級程度ですが…
下も平らで
落ちてきても受けとめられる感じ
右のフェースの方が楽しいっぽかったですよ
思ったより北鎌平からは楽勝でした
日の出にはちょっと早かった
にしても素晴らしい天気です!
ウルトラセブンの後ろは
逆に独標が近く見えるなあ
日の出を待たずに下りました
先々週行った奥穂も良く見えます
ジャンダルムも見えますね
でもそんなに多くない??
雲海がずーっと広がってます
朝食にしました
丁度焼き立てパンが出来ていて
連れと2人で3つほど食べました
クロワッサン超美味しい!
けど高い~
朝食後急いで歩いて行きました
彼はこの後穂高岳山荘まで行って
でも知り合いに会う事は…できたのかな?
最終のバスにはなんとか間に合ったようです
足が痛いのもあり
そのままお気楽に下山しました
一昨日は雨だったけど今日は晴れ!
今回初にして最後のビールでした~
酔っぱらって
この後の下りがちょっと辛かった(-。-;)
昼時で混み合っていました
どちらもいけてました!
てか店の中はチャーハンの良いにおいがしてて
お腹すいた人にはたまりません
徳沢良いとこですな
ゆっくりゆっくり
上高地に向かいました
ちょっと少ない??
そんな気がします
河原にはいっぱい観光客が入ってました
昔来た時は大腸菌がどうたらで
誰も入って無かったのを考えれば
環境が改善されて良くなったものですねえ
やっぱクライマーはコーラでしょう!
北鎌尾根
正直行くまでは
西穂~奥穂みたいなラインだと思っていたのですが
全然違いました
残置が圧倒的に少なく…って言うか基本無く
コースを示す目印も無くて
登山道と比べると段違いに悪かったです
でも
ライン取りとか考える楽しみがあって
今まで行った歩きのコースでは一番面白かったです
こんどは
雪の有る時にでも来ようかな
そんな風に思いました