年に4回開かれる定例議会。早くも令和6年度2回目にあたる9月議会の開会を迎えました。

開会日は9月1日。会期は23日間。今月24日に最終日(議決日)を迎えて閉会となります。(一部閉会後に決定事項や共有事項など加筆)

開会日に議会に上程される議案の発表と説明が行政部局、つまりは村長や担当各課から詳細の説明が行われます。

その後、9月17日18日に議案に関する更なる説明や確認を行う委員会が開催され、その後9月23日24日に上程議案に対して各議員が賛否の意思を起立にて表明する。議員の半数以上の起立で議決といったシンプルな流れです。その間に議案についてそれぞれの議員が情報収集し議決材料を集め審議する期間となっているのが今この瞬間であり、多くの皆様と情報共有をしようという思いでPC画面に向かっております。

 

本議会に上程された議案は

認定 8件

承認 1件

報告 2件

条例案 10件

令和6年度補正予算案 4件

その他案 2件

合わせ27件という豊富さです。

 

陳情案件4件

議員発議5件追加 

(9/26追記)

 

できるだけわかりやすく掻い摘んで記載したい...な。と、思っております。

 

 

認定第1号 令和5年度野沢温泉村一般会計歳入歳出決算定について

↑一発目から重要な議案です。 前年度令和5年の締め日は3月末でありますがその後支払い整理、関係書類の整理などを経てようやく前年の会計の報告となり内容をみて正確であるかなどチェックをするということになります。中でも一般会計は住民の税金を元に運用される会計ですし、最も予算規模が大きいものになるので注視する議案です。

法人で言うところの決算を3月末で迎えて、業績報告、株主総会的な位置付けとして9月に総会を行う。 みたいな。感覚でしょうか。

それゆえ9月は決算審議議会などとも呼ばれます。

 

↓下記2号から8号までの認定となっている議案についても同じく、その他会計の決算内容の把握と承認というような案件になります。

認定第2号 令和5年度野沢温泉村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について

認定第3号 令和5年度野沢温泉村国民健康保険特別会計歳入歳出決算定について

認定第4号 令和5年度野沢温泉村後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について

認定第5号 令和5年度野沢温泉村小水力発電事業特別会計歳入歳出決算定について

認定第6号 令和5年度野沢温泉村下水道別会計歳入歳出決算定について

認定第7号 令和5年度野沢温泉村水道事業会計決算認定について

認定第8号 令和5年度野沢温泉村観光施設事業会計決算認定について

 

承認第16号 令和6年度巣鷹湖キャンプ場管理棟建設工事請負契約締結の専決処分の承認を求めることについて

↑ スタカコのキャンプ場管理等新設工事を指名入札で野沢温泉総合さんが98,340,000円で請負契約。

報告第2号 専決処分事項の報告について【損害賠償額の決定】

↑村管理施設の冬囲いが倒れ車の破損。相手方へ賠償金額409,002円を支払うもの。

 

報告第3号 令和5年度野沢温泉村財政健全化判断比率及び和5年度野沢温泉村公営企業資金不足比率の報告について

↑財政が健全にな持たれているかを数値化して判断するもの。野沢温泉は「今のところ」健全との判断。

 

↓38号〜43号 12月の保険証廃止に伴いマイナンバーカードへ移行するにあたり関係条例の文言変更

議案第38号 野沢温泉村福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例について

議案第39号 野沢温泉村地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について

議案第40号 野沢温泉村指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について

議案第41号 野沢温泉村指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について

議案第42号 野沢温泉村指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、整備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について

議案第43号 野沢温泉村国民健康保険条例の一部を改正する条例について

 

議案第44号 野沢温泉村麻釜温泉公園の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例について

↑温泉料金を500円→700円へ料金改定

 

議案第45号 野沢温泉村民住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

↑現在建設中の村民住宅を横地第4住宅として A棟6室 B棟6室 対象は全世帯を登録。

年内に完成し募集が始まる予定。住宅探しに困っている方が多いので私も情報配信に努めますが、気になる方は村ホームか直接移住定住係をお訪ねください。

議案第46号 野沢温泉村家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について

↑保育園クラス人数を 3歳児 20人から15人へ 4歳児30人から25人へ変更。より質の高い保育へ。

議案第47号 野沢温泉村奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例について

↑条例内4万円以内を6万へ変更。 奨学生が死亡もしくは、障害などで就労ができなくなった場合に償還を免除する文言追加。

 

↓ここからは現在進行中の予算の追加、削減などの補正。

議案第48号 令和6年度野沢温泉村一般会計補正予算(第2号)について

↑非課税世帯に対する給金増。当初見込み30人が85人へ。つまり収入が少ない世帯が予想を上回る増加。

厳しい世相を反映しているのか。世帯数が少ない当村で予想の倍以上になっていることは心配です。

この辺りは詳細を委員会で確認したいと思います。 (9/26追記→)新たに非課税世帯認定に利用するシステム導入をした。当初の見込みはあくまで過去データからであって実際には多かった。背景としては高齢者増加と子育て世代も微増していることから非課税世帯が増えている。今後は更に増えるような気がします。村の税収入は人口減と高齢化によりシュリンクしていくと思われる。

 

 

議案第49号 令和6年度野沢温泉村介護保険特別会計補正予算(第2号)について

↑超過交付の還付など。

議案第50号 令和6年度野沢温泉村小水力発電事業特別会計補正予算(第1号)について

↑水力発電機のの故障があり修繕に基金繰入金を追加。

 

議案第51号 令和6年度野沢温泉村下水道事業会計補正予算(第2号)について

↑下水事業の計画変更策定に730万。←様々な計画には手間隙がかかるわけですが、かかりますね…(9/26追記→)来春R7年に再計画するべく内容が当初予算から漏れていたようで、期の途中にて追加補正となったようです。将来のインフラ安定性を担保することや住民の水道料にも関わる案件ですのでここから半年の間に、計画策定業者に対してしっかりと地域特性を説明しながら将来見通した計画ができることを願う。

 

余談ですが、行政はあらゆる計画にかなりの額を投じるケースが多いです。(相見積もりも取れず、根拠を聞いても答えられない特殊ケースもあります。)これらを見ると現在進行中の「村みらい会議」にて無償で若者を集め、予算の裏付けまでセットで施策の提案を要求している行政なかなか... すごいことをしているなと思うわけです...  調査費や専門家の派遣などあればより良い政策立案につながるような…気もしますが。 40代以下との条件もあるので若いエネルギーを頼り。あとは、実際の提案を村がどれだけ真摯に受け止め、取り組めるかが問われます。年代格差、固定概念を捨てて受け入れてもらいたいです。最後は村長にかかっています。

兎にも角にも、既に走り出していますので10月の施策発表まで待ちたいと思います。委員として関わっている皆様は仕事の合間での作業になると思いますが、頑張ってください。行政の予算状況など力になれる部分はあると思いますので皆様いつでも私でよければ相談してください。

 

議案第52号 令和6年度安部医院医療機器整備事業(DR装置一式)売買契約の締結について

↑安倍医院のX線撮影システム購入 9,680,000円。 株式会社 エム・イー 

 

議案第53号 長野県後期高齢者医療広域連合規約の変更について

↑一部文言の変更

 

議案は以上になります。

何か気になる内容があれば私のホームページから意見も受け付けてします。

SNSでも結構です。ご意見お待ちしております。

 

 

 

議会開会中に議員が村政を質す機会「一般質問」があります。

私は9月13日9時頃から登壇し、今回は条例の改正や制定の必要の是非を問うような案件2つについて質問します。

「農地景観保全について」と「庁内のハラスメントに対する考え」

野沢温泉の棚田を保全する内容と昭和の雰囲気や固定された価値観から脱することのできない役場内の現状に一石投じる質問になると思います。

よかったら傍聴にいらしてください。

 

余談ですが

9月議会が他の市町村でも行われておりまして、山内議会の一般質問に顔を出しました。

色々と手法が違い、議会改革的視点で勉強になりました。

 

オリンピックレガシー

 

山ノ内 平澤町長が落ち着いて、業績の振り返りや取り組みの考えなど議員とのやり取りを行なっていました。

議会運営で野沢温泉と違う点

・発言者持ち時間30分

・再質問は登壇席ではなく自席にて

・議場に電子機器持ち込みok 町長は答弁をipadを駆使しながら対応

 

町長室で30分ほどスキー場リフトの老朽化からの再投資などについて情報交換しました。

野沢温泉の将来にも価値ある情報をいただき、とても勉強になりました。

 

次は飯山市に行ってみようと思います。議会は誰でも傍聴可能です。