連日、猛暑日が続いています。
7月15日~21日の1週間で熱中症疑いで救急搬送された方が
全国で9,000人に上ったそうです。


異常な暑さはプロ野球の選手たちにも影響が出ているようです。

全ての試合がドーム球場で行われている訳ではなく

ナイトゲームであっても、日中の暑さがグランドに残り

プロのピッチャーのスタミナを奪うことが起きているそうです。

特に、人工芝は熱が逃げにくくなっていたり

野球場全体が熱が逃げにくくなっているのが主な理由だそうで

プロ野球の選手会からは、全ての試合をドーム球場で行って欲しいという

要望が出ているそうです。

皆さんも暑さには十分に気をつけて頂きたいと思います。

 

 

本日は、学校リスクマネジメント推進機構のメルマガで配信いたしました

「セクストーション(性的脅迫)」について、ご紹介したいと思います。

 

セクストーションという言葉は聞いたことはありますか?
セクストーションとは「セックス(性的な)」と
「エクストーション(脅迫)」を合わせた合成語です。


SNSやネット上で親しくなった相手が「裸の写真を送ってよ」
「自慰行為の画像を交換しよう」などど持ちかけ、

言葉巧みに誘導して個人情報や性的画像・動画を手に入れます。


そして、慣れてきて警戒心が解けた頃を見計らって、
本性を出して「拡散されたくなければ金をよこせ」などと要求し、

被害者を追い詰める犯罪行為です。


アメリカでは17歳の少年がセクストーションの脅しを苦に

自殺したとみられ、社会的な問題になっています。


ネットを悪用した「デジタル性暴力」の相談を受ける

日本の某NPO法人によりますと、

毎月100件近い相談が寄せられており、
中でも急激に増えているのがセクストーションの被害相談で、
相談件数の1/4を占めているとのことです。


中学生や高校生からの相談が急増しており、

女性だけでなく男性もかなりの数の被害に遭っているそうです。


某NPO法人に寄せられている主な相談内容は

以下のようなものです(個人を特定できないように複数の

相談内容をもとに一般化しています)。


〇相手といい感じにやり取りしていて、

 ノリで顔つき自慰行為の動画を送った。

 少し経ってから「金を送らないとネットにばら撒くぞ」と脅された。
 どうすればいいか。


〇相手に嫌われたくなかった。
 言われるままに性的画像を送ってしまった。

 相手からは「顔つきで送れ」「もっと過激な映像を送れ」

 「さもないとさらすぞ」と脅されて困っている。


〇ネットでいい感じになった相手に性的画像を送ったら
 「言う通りにしないとばら撒くからな」と脅された。

 相手の名前も知らないし、どこの誰かは分からない。
 画像がどうなるか不安です。


〇SNSで知り合った相手と、ちょっと、きわどいやり取りをしていて

 「今までのやり取りをさらされたくなかったら、性的画像を送れ」

 と言われ、怖くなって毎日のように送り続けた。

 こんなことを続けたくない。助けてほしい。


〇性的画像を送れば金を払うというので画像を送ったら、
 そのまま音信不通になった。


〇性的画像をさらされたくなかったら10万円送れと言われた。

 そんな大金は払えない。どうすればいいか。

 (要求される金額は10万円とは限りません。

  100万円を送れというような悪質な事例もありました)


某NPO法人では、被害相談への対応として、

以下のようなことを伝えているそうです。


◎証拠保全の必要性(ブロックしない、DMをスクショに残す、
 その方法など)
◎法的にはどうか(あなたを守る法律知識など)
◎対応方法の提案(個別の事情や本人の意思を確認しています)


また、中学生や高校生からの相談の場合には、

18歳未満の児童の性的な画像・動画は児童ポルノ禁止法に

該当しますので、以下のことを伝えているそうです。


◎未成年のあなたは法律によって守られる立場だということ
◎未成年の性的画像・動画を所持していると、

 相手が処罰の対象となること


このような情報提供をしたうえで警察への相談を案内することも
あるとのことです。


某NPO法人に寄せられる相談は氷山の一角だと言われています。
被害に遭っても誰にも相談しないケースもあるのではないかと
思います。小学生からの相談は何も紹介されていませんが
小学生が被害に遭っていることも考えられます。


夏休みに入り、猛暑日が続いていますので、外出しないで
家にこもっている児童生徒等がSNSやネットで被害に遭う
可能性があります。


学校では、気がつきにくいことですが、児童生徒や保護者から
相談された場合には、迅速に対応できるようにすると良いと思います。


夏休みは始まったばかりですが、交通事故や水難事故などが起きています。

その他にも心配なことが多くあると思います。
学校が持つ情報を積極的に発信して、事故や事件に巻き込まれないように

注意喚起を送り続けて頂ければと思います。


PS
セクストーションに関する記事は以下で確認することができます。
https://www.police.pref.nagasaki.jp/police/wp-content/uploads/2022/03/268a6ece6c3cce1f3cedf1fc871e224b.pdf

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231215/k10014288081000.html

この他にも色々な情報がありますので、

確認して理解を深めて頂ければと思います。


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メルマガ危機管理手帳情報発信者
埼玉県公立中学校と埼玉県公立高校で教員経験。川口市教育委員会で行政経験。

埼玉県公立高校で教頭、埼玉県公立小学校及び同公立中学校で校長を歴任。
川口市立校長会長兼川口市立中学校長会長を歴任。
校長職の時は、マスメディアから注目されていた教育困難校の
立て直し等に従事した経験あり。
管理職並びに行政職の経験を生かし、ニュースレターの作成などに携わり、

学校の支援を行っている学校リスクマネジメント推進機構
コンサルタント 鈴木彰典
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