「鈴木先生は普段どんな音楽を聴かれるのですか?」



ひぇ〜、お尻の穴を覗かれるくらい本質を突く質問。





私は長らくこの質問が苦手でした。


①正直に「今朝はオクトパストラベラー というゲームのピアノアレンジアルバムをヘビロテしてました。」などと答えようものなら場が凍りつきます。

(趣味がオタクだからではありません。)

(最近はカラオケでアニソンを歌っても白い目で見られない、良い時代になったものです。)


②多くの人の答えが、アーティストやジャンルの名前であることも不思議でした。

その時その時夢中になっている曲はあれど、そんなに同時に多くはないはずで。

例えばアルバムを買ったとして、よく聞くのはそのうちの正味数曲ではないか?ではその曲名を答えればよいのではと。


ここまで、共感してくれる人います?







自然と答えられる様になったのは、ここ数年のこと。



質問の意図を理解してなかったわけですね。

「あなたのよく聞く音楽を知ることで、あなたの人となりが知りたい」


であるので、この質問の答えは、

実際に好きで聴いているものの中から、なるべく相手も知っていそうなもの、できれば「私もそれ好き」と言ってもらえて、良さを語り合えるものを言うのが正解です。



①は明確な不正解。

相手が知らないことを言ったからです。

②は、相手が引っ掛かる可能性を少しでも高めるために、あえて広めに言ってるわけですね。






この質問、苦手な人多いんじゃないかなあ。


好きなものを開示するのはなかなか気恥ずかしいもの。

好きなものが何であってもその好きなものとあなたはイコールじゃないし何が好きでも良いはずであるのですが、そうは言ってもせっかくこの質問を投げてくれた相手に対し良い答えを返して良いキャッチボールにしたい。

色々考えた結果、当たり障りのない誰でも知ってそうでそこまで好きでないものを言うか、超好きだけどやっぱり相手の知らないものを言うか。

不正解ですね。





自信を持って答えられる大正解とは

自分の内面深くを表していると思えるほどに超好きで、

できれば誰もが知るほど人気なもの。


これがあれば質問に屈託なく答えられる。

陽キャです。




この答えを持ってる人は幸せです。

自分の好きなものを、みんなも好きでしょ?と思えるわけですから。借りの勇気とはいえ、こんなに心強いことはない。

みんなも好きになってくれ!という気持ちを最近では’推し'と呼ぶそうですね。


また、曲を好きになればそのアーティストやジャンルまでも好きになるというのは自然なことのようで。

これも、今まで僕が出会ってなかっただけのことのようでした。






はい、もったいぶりましたが、

私が好きな音楽は Adoさん です。


カッコいいし面白いし可愛いし、めちゃくちゃ元気が出て楽しくて、大好きです。

歌う曲すべて好き。あえて挙げるなら

唱 踊 うっせぇわ 私は最強 ウタカタララバイ 阿修羅ちゃん 夜のピエロ 過学習 新人類 、、、、

すべて好き。


私はカラオケが趣味でして。

上にあげたのは一応ぜんぶ歌えるかな。。


ボールルームの作品にはまだ落とし込めてないです。

'ラブカ'とか、かなり踊れそうけど、

うーん、難しい。




屈託なく「これが好きです」と言えることの、

なんと楽で素晴らしいことでしょう。

開示する人間の勇気も大事ですが、やっぱりそういうものと出会って好きになれたこと、

私にとっては Adoさん ありがとう。

ですね。





好きなものの話、このブログでいっぱいしていきたいですね。

今日はこの辺で。



どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう」 〜ブリア・サヴァラン〜