こんにちは西村夜市です。
皆さん九字と言うのをご存知でしょうか??
有名なのは【臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前】と言うやつです。
精神と肉体を強化して守る術式と言われています。
忍者や山伏などが出てくる映画や漫画で一度くらいは見たことがあるんじゃないでしょうか?
陰陽師や忍者が用いた呪法として有名な『九字護身法』は、中国から伝わったと云われる法で、元々中国の神仙修行の際に、神仙の加護を願い護身に誦える呪文であり、日本には密教の呪法の一つとなって伝わっています。
基本的には指で刀印をつくり、切る方法と
手で印を結ぶ方法があります。
これについとは詳しくは語りませんが、九字を切るとインターネットで調べると
「九字を切ってはいけません」と言うのが良くでてきます。
何故なんでしょう??
理由は様々に書かれています。
気分が悪くなったとか、良いものも弾き返してしまうとか、間違ってしまうと呪詛がかかるとか
んーなんか怖いですね
わたしが思うに、九字を切ってはいけないと言う言い伝えは
平安時代の陰陽師、蘆屋道満からきているのではないかと思っています。
安倍晴明の敵役として、歌舞伎などでも描かれていて
陰陽師の映画や漫画などでも必ず、悪役で登場します。
安倍晴明が使っていた魔除け紋は晴明桔梗などと呼ばれますが、セーマン紋と言われたりします。
蘆屋道満が使っていた紋が九字の紋でドーマン紋と言われたりします。
そのことから、単に悪役がつかっていたのが九字切りだと言うイメージがついたのではないかと思います。
なので、呪われるとか気分が悪くなるとか言われるのではないか?とわたしは思うのです。
ちゃんと覚えて真剣に気持ちを込めて、九字を切って事に臨むのは精神統一もでき集中力もまして良いですよ。
蘆屋道満も民間陰陽道ではありますが、とても優秀な陰陽師だったと言われています。
いまの兵庫県加古川市あたりに生まれ
京都に登るも、藤原道久にかけた呪詛を晴明に見破られて、また播磨に追いやられたと記述されています。
九字もおまじないとして使ってよいものだとわたしは思います。
陰陽五行を重視した四柱推命の鑑定をしますが、お守りがわりや、おまじないに護符や呪符も書いたりします。
民間陰陽道のお札になります。
恋愛成就や、病除け、厄除け、縁切りなど占いの結果により、お守りとして渡します。
古来より呪符や呪詛を極めるは邪道なりと言われていますので、わたしもあくまでも、おまじないや補助的な役割りでお渡ししています。
今年は、映画で陰陽師0というのが上映されるみたいです
陰陽道に興味がある人が増えたら嬉しいです。