Michael jackson Dangerous (1991) chartpeak 1(4weeks) US▲7 world▲27
マイケルの全盛期は「Off the wall」からこの「Dangerousまでだと僕は思います。
クインシーの厚みのある音より、もっと細く、鮮やかな音を求めたマイケルは、
テディ・ライリーを主にプロデューサーとして置き、このアルバムを完成させました。
前作「BAD」のような底抜けに明るい雰囲気の曲調は影を潜め、
ラップなどを取り入れた「新しい」音が目立ちます。
ファンクの影響が薄くなったのはとても残念であり、、
黒人より白人の音楽の影響が強く出ているこのアルバムは、
マイケルの「何としてでも売れなければ・・」という意思が見え隠れして、ファンとしては少し心痛いです。
「Jam」
軽快な曲調で、ホーンやラップを取り入れ、カッコいいの一言。
加えてマイケルの早口な歌い方もクールです。
PVにはマイケルジョーダンが出演。このアルバムでは当時の有名人が多く出演します。
シングルカットは22位と不調でしたが、マイケルのファーストトラックの中では一番です。
「Why you wanna trip on me?」
マスコミ批判第2弾と言った感じです。
最初のギターソロがカッコよく、ファンク要素も混ざった曲。
サビ部分がクールです。
「In the closet」
R&B全開の曲。
PVはナオミ・キャンベルと競演。
セピア色のPVで二人ともセクシーですが、
最後のマイケルのソロダンスは視覚効果も混ざって面白いです。
ライブでは、このアルバムのツアーではなく、この後のアルバム、ヒストリーツアーで披露されます。
シングルカットは5位。
「She drives me wild」
ライブでは「In the closet」の直前にほんの少しだけ披露されます。
このアルバムの中では目立った曲ではなく、地味目な印象ですが、
マイケルのあまり聞くことの出来ないラップはレアです。
「Remenber the time」
PVはイマンとエディ・マーフィーが出演。
かなり凝ったPVで、エジプトが舞台のSF満載の名作です。
でも曲はスペインの出来事を歌っています(笑)。
ダンスシーンはマイケルの新しいダンスとセクシーな群舞が見所です。
ミディアムテンポな、マイケルのボーカルが力強いナンバー。
シングルカットは3位。ライブでは披露されませんでしたが、
最近になってレアな映像が出回り、リハーサルではちゃんと踊っていました。
どうやら直前で中止になったそうです。
「Cant let her get away」
前作、「BAD」のジャストグッドフレンズくらい不遇な扱いを受けている曲。
ただ流行を狙っただけで、マイケル色があまり無いからだと思うんですが、
僕は好きなんですけどね。
「Heal the world」
この曲自体は好きなんですが、この内容が好きになれません。
ファンとしては子供好きもほどほどにしてくれって思う・・。
マイケルワールド全開な感じで、この頃からちょっとアーティストとして違う域に入ってきたかも・・。
シングルカットは27位でした。あれ、この曲だけ文句ばっかりだ。(汗)
曲は良いバラードです。
「Black or white」
マイケルの出してきたシングルの中で、一位の売り上げを誇る曲で、7週連続1位に輝きました。
曲には何とガンズのスラッシュが参加。イントロからスラッシュのギターが目立ちます。
黒人と白人の差別問題、そして自分への批判への反論、兄弟達との問題、
この3つの問題を一つの曲の中で表現し、
しかも明るいポップな曲調で歌い上げた事が大きかったのではないでしょうか。
「僕の事を兄弟と思ってくれるのなら、黒人か白人かなんて関係無いだろう?」というメッセージは
一回見ただけで忘れなかったほど印象深かったです。
PVにはマコーレー・カルキンが出演。人種がSF効果でコロコロ変わる場面は面白いです。
最後のマイケルが黒豹になるシーンは暴力的、差別的という事で一時放送禁止になりました。
「Who is it?」
最初は馴染めなかったんですが、日を追うごとに好きになっていった、
マイケルの曲の中では変な風に好きになっていた曲です。
ヒューマンビートボックスを組み込み、少しダークな感じの、前作には無かったマイケルを感じました。
シングルカットは14位。
「Give in to me」
スラッシュが初競演した曲です。
シングルカットはしませんでしたが、マイケルもスラッシュもとてもカッコいいです。
イギリス・ロックの特徴のアルペジオを使い、ダークな感じに、かつソロもクールです。
このアルバムは総じて大人になったマイケルという感じが見受けられます。
「Will you be there」
映画、フリー・ウィリーにも使用されました。
綺麗な曲調に、マイケルの声が重なり、ポップなバラードに。
ライブのダンスシーンは激しく動くダンスがカッコいいという訳ではない事を思い知らされました。
ただ最後に出てくる天使はイケてないです。(笑)
シングルカットは7位。
「Keep the face」
隠れた名曲の一つです。
中盤までのバラードも良いですが、終盤の盛り上がるアップテンポな曲調は素晴らしいの一言。
ベストにこれが入らないのが不思議なくらいです。
この曲の最終録音が午前3時だったとか・・よくそんな時間にこんな綺麗な声が出せたなと感心します。
「Goon too soon」
マイケルの友人が亡くなり、その子の為に書いた曲です。
短い曲ですが、とても悲しく、儚いバラードです。
PVは昔のマイケルとこの友人が遊んだり、旅行に行ったりしているプライベートフィルムです。
「Dangerous」
ドラムの音が主体の曲。シンセとドラム以外使っていないのでは・・。
最初聞いた時は正直言ってピンとこなかったですが、
93年のパフォーマンスを見て評価が大分変わりました。
ライブとかで披露されるとかなり印象が違う曲で、かなりのダンスナンバーである事が分かりました。
今ではお気に入りの曲です。
このアルバムは、正直手放しで褒められるような曲は前の3枚ほど多くありません。
マイケルの人間性が露わになってきて、それが悪い訳では無いんですが、
それが曲にまで影響を及ぼすとなると、少し残念です。
それでもこのアルバムの完成度は前作同様高く、素晴らしいアルバムなんですけどね。
ちなみにマイケルのダンスパフォーマンスはこの頃が一番最高だと思います。
バッドの頃はバリエーションが少なかったですから・・。
売り上げは全米で700万枚、全世界で2700万枚と、
「キングオブポップ」の称号は本当にマイケルのモノだと思います。
