Michael jackson BAD(1987) chartpeak US 1(8) ▲8 world▲28

BAD


マイケルジャクソンの全盛期。「BAD」です。

日本では「スリラー」の時より盛り上がったのではないでしょうか。

完全にマイケルジャクソンとしての活動になり、よりロックにかつポップに。

ここら辺からマイケルが時代に乗ろう乗ろうとしていくので、

このアルバムでクインシー・ジョーンズとの仕事は最後になります。


前作「スリラー」の世界的大成功により、相変わらずマイケルのプレッシャーによる心労も絶えず、

机に顔を伏せてしまったり、突然スタジオからいなくなったりと、

マイケルらしくない一面も出ていたようです。


さて、このアルバムの特徴は、前作よりブラックな雰囲気は薄くなり、

よりポップに、しかしファンクの要素を忘れる事無く散りばめられ、大変出来の良いアルバムです。


「BAD」

前面にシンセを押し込み、ホーンを散りばめ、

合間にリズムギターを入れ、マイケルのハスキーな声で包む感じの名曲。

PVの出来も素晴らしいの一言。シングルは2週連続1位を飾りました。

ちなみに完全版のPVは20分くらいあり、短編映画のようになっております。


「The way you make me feel」

ゴツゴツとしたモータウンサウンドに、

ストリートの雰囲気を出した曲調。

PVもウエストサイドストーリーを模写したような作りで面白いです。シングルも見事1位獲得。

今でもこの曲はライブなどで披露してくれます。


「Speed demon」

クレイのPVが可愛く、マイケルワールド全開なので、初めての人には厳しいかも・・。

合間に入るリズム・ギターと、シンセホーンが曲調を盛り上げます。

マイケルのファルセットソロも見物です。


[Liberian girl」

PVは当時の有名な芸能人達を集めたというちょっと変わったPV。

マイケルは最後のワンシーンのみ登場。スピルバーグ監督や、ジョントラボルタも出演。


「Just good friends」

アルバム中一番不遇な扱いを受けている曲ですが、

スティービー・ワンダーと競演、前面にシンセが多用され、

好きなんですがあまり評価はされてなかったみたいです。


「Another part of me」

シングルは11位と、全盛期のマイケルにしてはちょっと低い気もします。

多分PVに問題があったのだと思います。このシングルを出した頃はツアー中で、

PVを作る暇が無かったので、ライブの模様をそのままPVにした感じになっています。


「I just cant stop loving you」

アルバムの中で最初のシングルカット。2週連続1位獲得。

浮遊感を漂わせる曲、初回プレスにはイントロにマイケルの囁きが挿入されています。

ドラムが入っておらず、心地良いバラードです。(プリンスの曲を真似た感じがありますが・・。)


「Man in the mirror」

今聞いても古さを感じさせないバッドツアーでは最後の手前で歌う曲。

ターンを8回転くらいするマイケルは見物です。(デンジャラスツアーという、次のツアーですが)

PVはありませんが、それでもシングルは2週連続1位を獲得しました。

この曲のみ、ライブの模様はマイケルの自伝映画に収録されています。


「Ditry Diana」

マイケルの数少ないロックナンバー。

泣き叫ぶような「Come on!」が印象的。

PVもやはりライブの模様を写したものですが、もしかしたら擬似ライブかもしれません。

自分はあまりこの曲はマイケルらしくなく、あまり好きではありませんが、

シングルは1位に輝きました。


「Smooth climinal」

自伝映画の中の途中のシーンがそのままPVになりました。

今でもマイケルファンから支持され、出来の良いPVで1、2位を争う曲です。

PVでは合間にカッティングギターがあるんですが、CDにはそれが無いのが残念です。

今でも披露してくれる、マイケルファンには定番ソング。シングルカットは7位でした。


「Leave me alone」

コーラスが丁寧で、良い曲なんですが、マイケルが初めてマスコミ批判をした曲です。

CDのボーナストラックです。自伝映画にこのPVが含まれています。

直訳すると「放っといてくれ」という意味合いですが、

歌詞はマスコミを恋人に見立て、「君の事がもう信じられない。また裏切るんだろ。」と言うような歌詞。

PVもビックリするほどマスコミに対するあてつけというか・・。自虐的な感じになっています。

鼻とナイフがフェードインしたり(整形)、新聞記事に「マイケルが冷凍カプセルを購入」など書いていたり、

最後は巨大マイケルが遊園地を自分で壊して、ボーっと空を見上げてフェードアウトする感じです。

遊園地を壊す描写は今のマイケルを知る僕にとっては衝撃的でした。


長くなって申し訳ないです。アルバムの売り上げは全米で800万枚、

全世界は2800万枚のセールスを記録しました。


スリラーには成績が届きませんでしたが、

アルバムの完成度は最高です。