怪我をした猫ちゃんと

何度も動物病院に通いました。

 

 

2泊ほどの入院と

抗生物質の注射

 

薬の服用

 

目薬の点眼

 

出来る限りの手当を

 

獣医師の先生と相談をしながら

続けました

 

 

ごはんも食べやすいものを

少しでも体力が回復するように…

 

動けるようになるまでは

 

ときどきケージの中で

休ませることもありました

 

 

今は…

みんなと同じように

 

外を走り回り

 

ごはんもたくさん食べて

 

体も大きくなりました

 

 

片方の目は…

失明してしまったのですが

 

 

 

この仔猫ちゃんの怪我がなかったら

 

私は大切な出会いをしないまま

 

過ごしているところでした

 

 

 

仔猫ちゃんを診て下さった先生は

 

いつも本当に優しく

 

こちらからの質問が必要ないくらい

 

たくさんお話をして下さいました

 

 

 

『この先生なら…』

 

 

 

私はずっと温めてきたあることを

 

思い切って訊ねてみることにしました

 

 

『つかぬことをお伺いしますが…

 

家畜(牛など)を診る獣医師さんには

どこに行けば会えますか?』

 

 

先生は少し驚かれたようでしたが

 

私は続けて訊ねました

 

 

『深い事情があって

《脂肪壊死症》について教えて頂きたいのです』

 

 

先生は少し考えて

 

『《NOSAI》というところがあって

そこには家畜専門の獣医師さんがいるはずです』


『あとは…

もしそれでも困られたら

ボクも知り合いの獣医師を探してみます』

 

とても真剣に答えて下さったのです

 

 

深く事情を尋ねることもなく

 

 

『《脂肪壊死症》のことを

勉強されているのですか?

すごいですね』と

 

 

変に思われたらどうしようと

ずっと不安に思っていたので

 

先生の言葉が本当にありがたく

緊張がほどけていきました

 

 

 

 

数日のうちに

《NOSAI》に電話をしました

 

 

職員さんと思われる方が

まずお話を聞いて下さり

 

事情をお話しすると

 

『電話を変わりますね』

 

とおっしゃいます

 

 

電話口の方に

 

『家畜(牛)を診療していらっしゃる獣医師の先生に

お尋ねしたいことがあり

どこに行けばお会いできるのか

教えていただきたいのです』

 

 

『県内には数か所

家畜診療所があるのですが

 

常駐していない場合もあって

なかなか会うのは難しいかもしれません

 


私も獣医師ですが

こちら(NOSAI)に居る日もあります

 

お越しいただくのは大変だと思いますので

ご質問などは

メールで頂いても結構ですよ』

 

 

 

断られなかった

 

お話を聞いてもらえた

 

 

 

しばらくののち

 

私は1通の問合せメールを

送りました

 

 

 

to be continued