ここ数年熟年離婚が減っている。その原因は年金が分割され

のを待っているからだという。確かに来年4月(平成19年)か

ら法律が改正され離婚した場合、厚生年金の標準報酬額部分

の最大50%が妻に分割される。テレビなどで面白おかしく夫の

年金の半分が貰えると報道するのでそう思い込んでいる奥さん

が多い。 しかし実際は条件が幾つかあります。

まず第一に無条件で半分貰えるわけではなく、配偶者の同意

あるか、裁判所の決定が必要です。 第二はあくまでも婚姻

間の年金の半分です。第三に標準報酬部分の半分ですから

想像しているよりずっと少なく月平均5-6万とすれば、とても

暮らして行けない金額です。

 また別の法律が施行され平成20年4月からは自動的に年金

半分受け取れるようになり。しかし、これも平成20年以降の

期間に適用されるものですから、実際に受給できるのは

30年後の話しです。

 こう考えると離婚分割をして年金で自由に暮らそうとはなら

ないでしょう。それより仲良く暮らした方が加給年金や振替

加算といった手当もつき、もし不幸にも旦那が無くなったら

3/4の遺族年金を貰えます。くれぐれも良く勉強してください。

 

                                以上






       

厚生年金は太平洋戦争中につくられた!



 現在の厚生年金は昭和17年の「労働者年金保険」が基になってい


る。この時は現業部門の男子しか入れなかったが、19年事務系部門


の男子や女子にも門戸が開かれ、名称も「厚生年金保険」となった。


 当時は太平洋戦争中の最中、戦地に赴く人たちは生きて帰ずという


教育を受けていた。そんな状況下で何十年か先の年金は考えられな


かったのではないか。が、そのような中で将来を見据え年金制度を作


ったとすれば、当時の人はえらいなと思う。


年金はもともと恩給といわれ、公務員にのみ与えられてもので「恩給


をもらうという事は「公務員の夢」であったという。恩給で一番古いのは


明治8年の「軍人恩給」である、大正12年に「恩給法」が制定され一般


公務員にも適用になった。そして昭和19年に厚生年金として民間会社


に、36年に国民全員が入れる「国民年金」ができた。軍人恩給から誰


でも入れる国民年金までに85年かかった計算になる。が、それから5


0年弱、現在この国民年金に入らない人が多くいる。歴史を振り返ると


もったいない話しである。 



雪ダルマ

                 雪だるま


 年金を勉強中ですむずしい年金をやさしく”をテーマに

自分なりに学んだことを、つれづれなるままに書いてみます。

これから一緒に年金を学んで行きましょう。


年金がむずかしいのは年金法が変わると、それまでの対象

者を処遇するためにフォローがなされ、この積み重ねで年金

が<化け物>になってしまった感がある。

年金を理解するにはまず大きな歴史的転換点を理解すると

良い。

  ・昭和17年労働者年金保険法 施行される。

   厚生年金の元になる法で、工場労働者の男性のみに適用。

    

  ・昭和19年厚生年金保険法が施行される。

     現在の厚生年金で男子事務系、女性にも適用された。

 

  ・昭和36年 国民年金法が施行され、国民皆年金となる。

     国民はいづれかの年金制度に加入することとなる。

 

  ・昭和61年 国民年金、厚生年金、共済年金等の公的

    年金制度が一本化され通算されるようになる。


 今日はこの大きな流れを理解しましょう。

     

八海山
新潟・八海山