昨日はネウボラの資格認定の第4回目、オープンダイアローグの授業でした。
今回で最期の授業で、3人の方がネウボラの支援員の仲間入りをしました。
わたしは、資格認定の講師として関わらせていただいています。
オープンダイアローグとは、統合失調症に対する治療的介入の手法で、フィンランドの西ラップランド地方に位置するケロプダス病院のファミリー・セラピストを中心に、1980年代から実践されているものである。 「開かれた対話」と訳される。
ネウボラのファミリー支援は、フィンランドをももとに作られているので、オープンダイアローグの手法はかかせないのですが、
北海道のネウボラでは、家族支援の観点で取り扱うので、
今回は、専門的なことではなく、そのやり方、手法をみなさんに体験していただきました。
今回
①リスニングワーク
②リフレクティングワーク
を行いました。
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①リスニングワーク
2人1組になって、
話し手Aと聞き手B
を決めます。
話し手Aに
「今かかえている問題」
について、5分間、話してもらいます。
聞き手Bは聴くに徹します。
Bは、Aの話の最中、頷きながら相手の話を聴きます。その後2分でフィードバックをし、交代します。
Bの方は、ついアドバイスしたり、
自分の体験を話したくなる傾向にあります。
が、
常に相手が主役!
というのを心掛けていただきました。
5分間、相手の話を聴き、心の声に耳を傾けるということをやっていると、
Aの方は、勝手に自分で解決法を思いつくようになっていました。
聞き手のBは、アドバイスもせず、聞き手に徹するのは結構辛いと言っていましたが、こへも訓練なので、積み重ねることで体得していきますので、ぜひ、心掛けていただきたいです。
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②リフレクティングワーク
①話し手Aと聞き手B
10分間Aの問題をBが引出します。
CDEFの方は、
ガラス越しの壁のようなところでAとBのやりとりを見ます。
Aがクライアント
Bがコーチ
コーチング的なかかわり方をしていただき、
Aの問題解決をBが引き出すということをしました。
②話が終わったあと、
A以外のBCDEの方で、その問題についてどう思ったかを話しあってもらいます。
そのとき、Aはそのやり取りをガラス越しから見てます。
③Aが、BCDEの方が話していて、気づいたこと、感じたことをフィードバックします。
このやり取りを通して、
Aは、自分のことを客観的に見ることができ、問題解決への方向へと導かれたようでした。
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今後、ネウボラ支援員として、
このようなやりとりをとおして、
家族支援をしていただければなと思いました。
みなさん、4日間お疲れ様でした。
みなさん、仕事をしている中、時間をとって学びにきています。素晴らしいなと思います。
このような志の高い方々が、子育て、家族支援をしていくと、未来は明るいなと思いました。
いつもカフェ飯を食べていただき、感謝致します。