第1次世界大戦のつばさ

第1次世界大戦のつばさ

第1次世界大戦で活躍した航空機に関する書籍や商品を、日本語英語に限らずに紹介していくブログです。

書籍の他には、模型の紹介なども行ないます。

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Jane's Fighting Aircraft Of World War I Studio Edns.
1990年4月発行
JANE'S FIGHTING AIRCRAFT OF WORLD WAR I
※iPhone5との比較、本の大きさが見て取れる。

このJane's Fighting Aircraft Of World War Iは、
ENCYCLOPEDIAと書いてある通り、第1次世界大戦航空機百科辞典です。

また、本の写真をご覧いただいてだいたい察しがつくと思いますが日本語ではなく英語です。

第1次世界大戦に参戦していた主要国の航空隊のほとんどすべてが紹介されており、
イギリスやフランス、ドイツやオーストリア・ハンガリーなどはもちろんのこと、
欧州戦線には関係が薄い日本中国、さらには南米のメキシコなども紹介されています。

どのような成り立ちで航空隊がその国に生まれたのか、
どのような活躍をしたのか、
運用された航空機はどのようなものがあったのか、
その機体に搭載されていたエンジンはどのようなものがあったのか、

こういった疑問にほとんど答えてくれる感動の充実っぷりです。

百科事典ということで機体ごとの詳細な解説などはあまりありませんが、
そういった情報は別の本に任せておくのが正しいと思うので気にしません。

ただし、唯一にして最大の難点が英語だということです。
この本を買ってから既に半年以上経っていますが、未だに10分の1も読めていません。

全320ページの大ボリュームで「掲載されている英文は小説何冊分になるのだろう・・・
というぐらい文字数が多く、文字も細かいです。ゆえに読むのが大変です。

英語なんて余裕で読める」という方には非常に良い1冊になるかと思います。
そうでは無い方も数えきれない数の写真と共に機体やエンジンが紹介されているので、
写真を見るだけでもかなり楽しめると思うので、非常にオススメです。
カラー精密5面図世界の軍用名機100 1912~1945 朝日新聞社
1979年7月30日 発行
SEKAI NO GUNNYOU MEIKI

1979年に発行されたカラー精密5面図 世界の軍用名機100 1912~1945では、
第1次世界大戦の緒戦では偵察機として活躍したエトリッヒ タウベから、
大戦後期の名機フォッカーD.7までの機体が5面図で紹介されています。

5面図の他には、その機体の主要なカラーリングバリエーションなども紹介されています。
例えば、ニューポール17ならばイギリス軍エースのウィリアム・ビショップ機のカラーリングが。
例えば、フォッカーDr.1ならばマンフレート・フォン・リヒトホーフェン機のバリエーションが。
例えば、アルバトロスD.5aならばローゼンジ迷彩の種類なども紹介されています。

巻末では、第1次世界大戦から第2次世界大戦までの航空機の変遷などが紹介されている他、
5面図が掲載されている機体を1機ずつ解説するコーナーなどがあります。

この本で紹介されている機体を第1次世界大戦で活躍した物に絞ると、以下の通りです。
『エトリッヒ タウベ』
『ブレリオ XI』
『コードロン G.3』
『モーリス・ファルマン』
『イリヤ・ムーロメッツ V』
『ボアザン III』
『モラーヌ・ソルニエN』
『フォッカー E.3』※E.Iなどのバリエーションの掲載あり
『ローナーL』
『エアコ DH.2』

『ニューポール17C.1』
『ハンザ・ブランデンブルグ C.1』
『RAF BE.2f』
『ゴータ G.IV』
『ハンドレーページ 0/400』
『カプロニ Ca.3』
『スパッド13』
『アルバトロス D.Va』
『ソッピース キャメル』
『フォッカー Dr.I』

『ブリストル F.2B』
『ブレゲー 14 B.2』
『アンサルド ズバ 5』
『ツェッペリン シュターケン R.VI』
『フォッカー D.VII』
『ファルマン F.60』

※漏れや間違いがあればごめんなさい

世界の軍用名機100ということもあり、
このほかにも戦間期の名機や第2次世界大戦の名機が数多く掲載されています。

発行された1979年当時の定価は8800円(!)ですが、今はamazonなら3000円ぐらいで買えます。
かなり大型の本ですが、たまにめくって読むのが楽しい1冊です。
航空ファン 1993年2月号 文林堂
1993年2月1日 発行
KOKU-FAN Feb 1993

航空ファン1992年10月号から僅かに数か月後の2月。
航空ファン1993年2月号では、再び第1次大戦の特集が組まれています。

それが『第一次大戦フランスの英雄「ギンヌメール」』です。

ギンヌメールとは、第1次大戦時のフランス軍エースパイロットです。
本名は「ジョルジュ・マリ・リュドヴィク・ジュール・ ギンヌメール」と言います。
53機の公式撃墜記録を持っており、これは第1次大戦のフランス軍で第2位です。
※なお撃墜数第1位はルネ・フォンクの75機

この航空ファン1993年2月号の特集では、
当時に撮影された34枚にも及ぶ黒白写真と共に、
1917年にベルギー戦線にて戦死するまでのギンヌメールの半生を追っていくことができます。
また、ギンヌメールが何年何日に何機目を撃墜したのかというデータも掲載されています。

写真に登場する航空機は、分かる範囲で書きますと以下の通りです。
「モラーヌ・ソルニエ P」
「モラーヌ・ソルニエ L」
「ニューポール10」
「ニューポール11」
「ニューポール17」
「スパッド VII」
「スパッド XIII」

どれもこれも当時のフランス軍を象徴する機体ばかりです。

ギンヌメールは第1次世界大戦でも1位2位を争う有名なエースパイロットですが、
ここまで充実した特集が組まれているのは日本では珍しいのではないかと思います。
航空ファン 1992年10月号 文林堂
1992年10月1日 発行
KOKU-FAN Oct 1992

本誌の目玉は何と言っても「第一次大戦大英帝国の翼

当時のイギリス陸軍航空隊の基地や訓練の様子、飛行風景などに加え、
工場で機体を製作している風景などを収めた写真が、解説と共に全86枚掲載されています。
登場する機体は当時の英国機を始め、鹵獲されたドイツのアルバトロス機など多種に渡ります。

日本の雑誌でここまで充実した特集が組まれているのは珍しく、大変オススメです。

発行が1992年ということや、有名な『航空ファン』ということもあり、
大型の古本屋に行けばよく見つけることができるので、入手は容易だと思います。
第1次世界大戦のつばさ』へお越しいただき、ありがとうございます。

当ブログは、第1次世界大戦で活躍した航空機たちを中心に、
書籍や模型などの関連商品を紹介していくブログとなっております。

第1次世界大戦の主戦場は欧州であり、日本との関わりが非常に薄かったこともあってか、
日本語で読むことのできる書籍やインターネットサイトはかなり限られております。

増してや、その航空機に関しては更に少なくなってしまいます。

このブログは、
「第1次世界大戦の航空機に関する書籍などの情報データベースのような存在になれれば!」
と思い、開始いたしました。

基本的に趣味で収集しているものを紹介していく形になり、
更新もかなりの不定期となると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。