年金記録解明断念 | 国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

3つの国家試験合格者(登録をしていない)が語る社会保険や社会保障に関する考察,労働問題に加え、日々思うことを適当に語ります


こんばんは。またまた新聞記事からですが、所謂年金記録問題において未解明の記録が2千万件以上あるものの、これ以上の解明を断念するようです。
要するに、誰の記録か分からないため、保険者からのアプローチではどうしようもないため、本人からの申し出を待つという姿勢になるとの事です。
ところで、2千万件も記録が残っているのになぜと感じる人は少なくないでしょう。様々な事例が想定されますが概ね以下のケースがあるでしょう。
①記録自体が不完全。氏名が登録されていない物はもちろん、氏名が登録されていてもどこの会社で加入していたのかが不明なため分からない、その他間違った氏名が登録されている事もあるでしょう。
②何らかの事情で偽名や生年月日を偽り、その負い目やそもそも偽った氏名等を忘れてしまった。
③会社が従業員に伝えていた又は従業員が使っていた会社名と会社が当時届出た会社名が一致しないため分からない。
④会社が何からの理由から別の会社にて加入させていた。
⑤当時、二ヶ所以上にて勤めており片方のみで加入していると思っていたが、もう片方でも加入していた。
⑥入社して数日や数週間で辞め、年金には加入しないと思っていたが、会社が届出をしたため1ヶ月という短期間の記録となっている。
等々、上記以外にも理由はありますが、1つ言えるのは、自信は加入していないやこの会社で加入したというのは思い込みは少なくないのです。
これ以上保険者側からの積極的なアプローチは期待できません。この様な事態となってしまった責任云々の話はあるかと思いますが、自分の記録は自分で探すしかないでしょう。
これからねんきんネットの拡充を進めて行くそうなので、その活用も含め異なる視点から自身の記録を再確認にし、疑問なり何かあれば専門家や年金事務所等にて相談すると良いのではと思います。
保険料を払っているのにその期間に対する年金を受けられないのは払い損でしかありません。





Android携帯からの投稿