母が緊急入院し、病院に駆けつけた僕は
医師から説明を聞いた。

くも膜下出血

自宅で発症し、
病院搬送後再発したとのこと

院内で初めは応答あったものの
その後意識がなくなったという。

動脈瘤を塞ぐ緊急手術となった。

数え切れないくらいの同意書にサインをし、
手術の内容も聞いた。

その後も口からそう管し
呼吸を助けるとのこと。

肺炎で入院した父も同じようにそう管し、
そして亡くなった。

その時のことを思い出し、
医師から話を聞きながら涙が出てきた。

手術前に母に会えた。
そう管され、麻酔で眠っていた。
頑張るよう声をかけた。

もうすぐ自分の家族と姉が来る。
手術前にあわせたい。

21:15 母は手術室へ。
自宅から家族が到着したが、
数分の差で間に合わなかった。
21:20だった。


その後、遠く九州から姉が駆けつけた。
22:15

手術がおわり、結果を医師から聞いたのは
日付も変わり27:00を過ぎていた。

動脈瘤を塞ぐ手術は成功した。
ただこれはあくまでこれ以上
悪くならないための措置で
今後どうなるかはまだわからない
とのこと。

当面2週間は脳内血管が細くなる
脳血管攣縮との闘い。
これが起こると脳梗塞の危険がある。

その後も水頭症との闘いもあり、
回復出来るのか、不安が募るばかり。